3か月予報 5月~7月

毎月25日は気象庁から3カ月予報が発表されます。今回は5月~7月の予報です。夏の暑さは電力需要にも関わるので、世間の関心も例年以上に高いと思います。今年の夏前半の気温は「高い」可能性が最もあるという予想です。
・気象庁 3カ月予報 近畿地方
http://www.jma.go.jp/jp/longfcst/106_10.html
予報では、5月~7月の全体の気温は、高い50%、平年並み30%、低い20%となっています。月別で見ると、5月と7月は、高いと平年並がともに40%、6月は高いが50%で平年並が30%となっています。
夏の気温に影響する現象には、エルニーニョやラニーニャといった、太平洋赤道域の中央部(日付変更線付近)から南米のペルー沿岸にかけての広い海域の海水温の分布があります。水温が高いとエルニーニョ、低いとラニーニャと呼ばれます。赤道付近の海水温が大気にも影響し、回りまわって世界中の気候に変化を与えます。
・日本の天候に影響を及ぼすメカニズム
http://www.data.jma.go.jp/gmd/cpd/data/elnino/learning/faq/whatiselnino3.html
・エルニーニョ現象発生時の夏(6~8月)の天候の特徴
http://www.data.jma.go.jp/gmd/cpd/data/elnino/learning/tenkou/nihon1.html#jja 
・ラニーニャ現象発生時の夏(6~8月)の天候の特徴http://www.data.jma.go.jp/gmd/cpd/data/elnino/learning/tenkou/nihon2.html#jja
さて、肝心の今年です。気象庁によると、去年、日本に記録的な猛暑をもたらしたラニーニャ現象が終息し、平常の状態に戻りつつあり「今年の夏は去年ほどの暑さにはならない見込み」だそうです。カテゴリでは気温は「高い」ですが、昨年と比べれば低いとの予想です。
以下、気象庁の解説資料による各月の傾向になります。
5月は、西日本付近は気圧の尾根が予想されています。低気圧や前線の影響が弱く、平年に比べて晴れの日が多いでしょう。
6月は、平年からの隔たりは小さい見込みです。梅雨前線の影響で、平年と同様に曇りや雨の日が多いでしょう。
7月は、平年からの隔たりは小さい見込みです。前半は梅雨前線の影響で、平年と同様に曇りや雨の日が多いですが、後半は太平洋高気圧に覆われて、平年と同様に晴れる日が多くなる見込みです。

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