鳥羽水環境保全センターの藤棚と豪雨体験


今日(1日)は、鳥羽水環境保全センターの一般公開へ行ってきました。120mの藤棚があります。
藤の咲き具合は半分程度でしたが、それでも120mも続く光景は素晴らしいものでした。鳥羽水環境保全センターは、京都の下水処理場です。訪れる前に気になるのは「臭い」ではないかと思いますが、場内では一部場所を除きほとんど嫌な臭いはしません。むしろ清々しくもあり、処理の現場を見られて非常に勉強になる場所です。
場内では、クイズなどのイベントもありました。私が迷わず挑戦したのが、豪雨体験機。その名も「雨二ティー号」。移動式の車でした。長靴と合羽を来て車内へ。10mm/hの雨でもすでに土砂降りです。気象庁の定義では、30mm/h以上で「激しい雨」、50mm/h以上で「非常に激しい雨」、80mm/h以上で「猛烈な雨」と言います。NHKの放送では明確に言葉を使い分けているので、例えば「京都では激しい雨が降る恐れがあります」とNHKで言っている場合は、予想雨量は「30mm/h以上50mm/h未満」と推測できるわけです。ただ、民放は気象庁の定義を理解していないことも多く、言葉やテロップは当てになりません。どちらかと言うと、言葉を大げさに伝える傾向にあります。
さて、豪雨体験では80mm/hを超すと傘をしっかり握っていないと雨に打ち落されてしまいそうでした。80mm/hを超えると人は「恐怖を感じる」と言います。確かにこれが1時間続くと思うと恐ろしいほどの降りでした。体験機は100mm/h、最後に180mm/hを体験させてくれました。最後の雨量はもう尋常ではない量でしたが、実際に長崎大水害で記録された雨量(187mm/h)です。信じられない量です。
80mm/hの雨を自然界で体感することは滅多にありません。ただ、瞬間的には80mm/h相当の雨量を感じることはあります。1時間で80mmなので、10分間では13.3mm。これくらいの強度ならば、積乱雲などの夕立系の雨の真下では結構観測されます。ただ、1時間続かないだけの話です。「人が恐怖を感じる」のはその継続時間にもあると思います。
一般に都市の大雨対策は50mm/hを想定して作られています。つまり50mm/h以上の雨量ではどこでどんな災害が起きても不思議ではありません。これからの大雨の季節、雨量の情報をよく見て行動してください。京都市の大雨警報は50mm/h以上の予測、注意報は30mm/h以上の予測で発表されます。
鳥羽水環境保全センターの公開は藤棚の美しさに加え、普段目にすることのできない下水処理施設を見ることができたり、景品付きのイベントもあったりとなかなか楽しめます。

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