京都の日食


6月2日は北日本を中心に部分日食があります。京都では見られるでしょうか?
結論は、残念ながら今回は見ることができません。欠ける割合を表す食分は、札幌でも最大で「0.086」しか無く、太陽の僅か8.6%しか欠けて見えません。時刻は午前4時50分と早いですが、天文ファンは北日本へ足をのばし、早起きをして見学することでしょう。私の小学生の時の夢は天文学者。日食・月食はいつも楽しみにしていました。太陽が欠ける様子をこの目で見た時の感動は、今でも忘れることはありません。
2009年7月22日には皆既日食が話題となりました(京都では8割が欠ける部分日食)。私も小さな頃から楽しみにしていた日だったのですが、残念ながら当日の京都の天気は曇りで、雲を透かして僅かにしか見ることはできませんでした。しかし、雲があっても空が暗くなるのが分かり、天岩戸伝説のような雰囲気を感じました。
当分チャンスは来ないのかと思いきや、ほぼ1年後の2012年5月21日に今度は金環日食があります。金環日食は、太陽の前を横切る月の見かけの大きさが太陽より小さいときに、太陽のはみ出す部分が黄金のリングのように見える日食です。京都の最大食分は「0.940」で、なんと!京都でも金環日食の状態を見ることができます!!リングになるのは僅かに1分ほどですが、大人でもワクワクさせられる大変貴重な経験となるでしょう。
時刻は午前7時半。太陽はすでに30°の高さまで上がり、東山の山並みを超えて、京都市街地にも天体ショーを見せてくれるはずです。次こそはすっきりと晴れてくれることを願うばかり。少年の頃の私がとても感動したように、多くの子供たちにも見せてあげたいものです。
日食の詳細は国立天文台のホームページで確認することができます。
また、宇宙から地球を見ている気象衛星からは、日食時に「月の影」を見ることができます。2009年の皆既日食時の可視画像では、移動していく黒くて丸い円が映っています。これが「月の影」。気象庁のホームページではより詳しい動画も公開されています。

ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)

吉村 晋弥気象予報士として9年目。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。特技はお箏の演奏。散策メニューはこちらから

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