鞍馬寺の竹伐り会式


20日は鞍馬寺竹伐り会式(たけきりえしき)が行われました。
天気は午前中は雨でしたが、鞍馬寺に着く頃には上がっていてラッキーでした。人出は平日で天気が悪いにもかかわらず結構な人が来られていました。雨が降っていたら、後ろの方は見えなさそうです。
竹伐り会式は、平安時代の宇多天皇の時代に峯延(ぶえん)上人が大蛇を退治した故事にちなんで、竹を蛇に見立てて豪快に伐っていく行事です。江戸時代の中ごろから、丹波と近江にの両座に分かれて伐る速さを競い、その年の豊作・凶作を占う行事にもなりました。

儀式は午後2時に始まり、関係者が本殿に入った後、牛若丸の装束をした稚児による「七度半の使い」が始まります。幼子が手を引かれて両座の間などを行き来して言葉を述べる、かなり可愛らしい儀式です。その後、勝負に使う竹の長さをそろえる「竹ならし」、そして舞楽が披露されます。

舞楽の模様は恒例の動画でアップしています。舞楽は、「南天招福の舞」と呼ばれ、南天は「難を転ずる」を表し、竹を伐る法師も腰に南天の葉をはさんでいます。災難を吉事に転ずる意味と大蛇退治の毒を消す意味を持っています。今年の演目は「還城楽」で、蛇を見つけて喜ぶ様を表現しているとも言われます。なので、手には蛇の像を持って舞います。

さて、肝心の竹伐りの儀ですが、カンカンと乾いた音を響かせてあっと言う間に終わってしまいます。舞楽が長い分、あっけないかもしれません。今年は見事に「近江座」が勝利!伐った竹を持ち、声をあげて本坊へ駈け入ります。

最後には、伐った竹の欠けらを厄除けに観衆が拾い集めます。まずは地元の子どもたちが優先で、次に大人たちにも開放されます。私も一欠けら頂きました。小学生の特別観覧席もあり、やはり地元の儀式でもあるのだなと感じます。

ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)

吉村 晋弥気象予報士として9年目。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。特技はお箏の演奏。散策メニューはこちらから

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