今年の梅雨明けは早い!? 3か月予報 7月~9月


3カ月予報が発表されました。予報の中にも秋を感じる「9月」が出てきたことは、暑さが苦手な私を少し涼しげな気分にさせてくれます。近畿地方で注目すべきは7月の予想。24日発表の1カ月予報も注目ですが、梅雨明けが早そうな見解を示唆しています。
7月~9月の3ヶ月間では「平年並み」又は「高い」の確率がともに40%。7月だけで見ると「高い」確率が50%、「平年並」が30%となっていて、それだけ例年より早く暑くなる可能性が高いことがわかります。
気象台の7月の天候に関する予報文は下記のとおりです。
「平年に比べ、梅雨前線の活動が弱く晴れの日が多いでしょう。気温は、高い確率50%です。降水量は、平年並または少ない確率ともに40%です。」
上記から分かるのは「梅雨前線の活動は弱くて雨は多くはならず、晴れて気温の高くなる日が多い」ということです。つまり、梅雨明けも平年の7月21日より早まる可能性があります。過去には7月上旬の梅雨明けも何度かあり、祇園祭の山鉾が並ぶ頃には「真夏」がやってきているのかもしれません。
また、8月は太平洋高気圧が盤石ではない期間もありそうで、上空に寒気が入って雷雨が発生しやすい時期もある見解です。大雨には警戒が必要ですが、その分昨年ような酷暑が続く可能性は低いといった見解。9月は、今のところ「平年並」と「高い」の可能性がともに40%なので、残暑がやや厳しい予想となっています。ただ、8月以降のことはまだ確度は低いでしょう。
京都の今朝の最低気温は25.4℃と、今年初めて最低気温が25℃を上回る熱帯夜となりました。1881年の観測開始以来、6月としては3位タイに気温の高い朝でした。記録自体は近年としてはさほど驚くべきものではありませんが、明日も暑い日が続きそうです。
追記:1カ月予報も踏まえた梅雨明け予想を記載しました。

ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)

吉村 晋弥気象予報士として9年目。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。特技はお箏の演奏。散策メニューはこちらから

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

PAGE TOP