2011年祇園祭の天気 台風6号の動向


台風6号が西へ進んでいます。祇園祭の天気も気になるところですが、17日までに直接の影響が出る可能性はほぼ無くなり、祇園祭の山鉾巡行や神幸祭まではこのまま猛暑が続きそうです。ここまで晴れが続く祇園祭は非常に珍しいですね。さて、問題はその後で、5日進路予想では19日以降に日本へ上陸する可能性が出ています。

祇園祭の天気

まず、祇園祭の天気。16日にかけては太平洋高気圧の勢力が強く、夕立の心配もほとんどありません。ただ晴れると暑くなるのが辛いところ。最高気温は35℃前後と厳しい暑さが続きます。特に午後は熱中症に要注意で、場合によっては体温を超える気温が観測される可能性もあります。夜も20時過ぎまでは30℃を上回る予報となっていて、人ごみの中ではかなりの蒸し暑さ。無理はなさらず、水分補給などを心がけてお出かけ下さい。

17日の山鉾巡行日は、やや天気は下り坂の兆候はありますが、基本的には引き続き「晴れ」となります。今年は暑ささえ除けば、本当に祇園祭に合わせたかの様な素晴らしい天候となっています。

台風6号の動向

次に台風6号。結論は、日本に影響することはほぼ間違いありません。本土へは19日以降の上陸も念頭に置いて予定を立てるとよいでしょう。また、海水温の高い領域を進むため、みるみるうちに発達し、14日09時発表の予報では16日09時で915hPa 、17日09時には「猛烈な」勢力にまで発達する見込みです。実は祇園祭の猛暑もこの台風の影響があり、台風が強まれば高気圧が強まるという関係にあります。
台風の発達の目安となる海水温の分布を見ると、日本近海まで発達ないし勢力を維持する目安の28℃となっていて、一般論では強い勢力を維持したまま接近・上陸する可能性が高いと考えられます。細かい進路はまだ不確定ですが、19日以降に接近してくるのはほぼ間違いなさそうですので、大荒れも念頭に置いて最新情報に十分に警戒して下さい。
台風情報 気象庁

ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)

吉村 晋弥気象予報士として9年目。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。特技はお箏の演奏。散策メニューはこちらから

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