局地的豪雨と28日の神輿洗


今日28日も、10日と同じく神輿洗が行われました。山鉾巡行も花傘巡行も還幸祭も終わりましたが、まだ少し行事が残っています。八坂神社での様子は動画でもアップ。リンクはページの下の方です。また、京都では午後には短時間の激しい雨、場所によっては猛烈な雨が降りました。

短時間の豪雨に注意

28日は京都の南部で短時間の猛烈な雨が観測されました。宇治市や城陽市付近で110mm/hの雨量が解析され、久御山町付近でも90mm/hが解析されました。これほど降っているのはごく狭い範囲ですが、その下ではだたでは済みません。「猛烈」という言葉は嘘ではないのです。小河川はあっという間に溢れ、浸水被害が発生します。急激な増水で、マンホールが飛んだり下水が逆流してトイレから水が噴き出すと言った、信じられないことも起こることがあります。
今のところ詳しい報道は聞かれませんが、やはり浸水被害は発生しているようです。この手の浸水被害は範囲が狭く、しかもあっという間に水が引いて行くため、ニュースになりにくいのです。報道陣が駆けつけたころには見た目には痕跡が少ないこともしばしばでしょう。しかし、浸水した方は悲惨で、仮に床上まで水が来ますと、家電はダメになり多くのものがゴミと化します。できるだけ小さな被害で済んでいることを願います。
まだしばらくは大気の状態が不安定な日が続き、28日と同じような局地的な豪雨がどこで発生しても不思議ではない天気が続きます。8月に入っても天気は不安定な予想が出ています。
特に恐ろしいのは鉄砲水。川で遊ぶ、遊ばせる場合は十分に警戒して下さい。小河川の水位は恐ろしいほど急激に上がります。水位が上がりだしてからでは遅く、上がる前に危険を察知して逃げて下さい。2008年に神戸の都賀川では5名の方が亡くなりました。同じことはどこでも起こり得ます。キャンプなどの際にも、くれぐれも中州にテントを張らないようにしてください。少し大変でも確実に安全なところに張るのが鉄則です。

28日の神輿洗

さて、祇園祭のお話。儀式の内容は10日の神輿洗と同じです。先日、とある祇園祭関係者とお話しした時に、28日の神輿洗いについて「最新知った」とおっしゃっていました。地元の方にも比較的知られていないならば人も少ないかと思いきや、今日もかなりの人出でした。神輿洗いのレポートは前回の日記に詳しいので、今日は割愛します。

さて、神輿洗の後、お神輿は八坂神社へと戻っていきます。途中、松明(たいまつ)が炭を落としていき、水で消された消し炭を祇園界隈の方々が頂いて行ったのが印象的でした。お神輿は八坂石段下で差し上げを行い、正門である南門へ向かいます。
八坂神社の境内には祇園囃子の生演奏が響いています。恐らく今年最後の演奏でしょう。先に到着した宮本組の皆様が舞殿を3周した後、本殿で神事を行います。宮本組は祇園祭の神事を運営する皆様です。

その後に、南門から神輿が入って同様に舞殿を3周します。勢いよく周ったのち最後の差し上げで盛り上がり、締めを行って終了。長柄を外し、神輿を蔵へと移します。蔵に安置した時にも締めを行います。輿丁たちは、最後に舞殿に集まって、本当の締めを行います。神輿は幕で覆われて蔵も閉じられます。また、来年お会いしましょう・・・。なんだか寂しくなってしまいます。

祇園祭の神事は基本的にはこれで終了。29日には神事済奉告祭が行われます。そして最後の31日に夏越祓が行われて完全に終わりです。31日は八坂神社の西門から入ってすぐのところにある疫神社(えきじんじゃ)に茅の輪がかけられ、くぐることができます。この時には、お稚児さんも普通の姿で参拝されると思います。
本日の八坂神社での様子は動画でもアップしました。最後の盛り上がりが伝わると思いますので、是非ご覧ください!!

ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)

吉村 晋弥気象予報士として9年目。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。特技はお箏の演奏。散策メニューはこちらから

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