厄介な台風15号と再びの大原


今日は急きょ予定がキャンセルになったので、改めて大原へ行ってきました。
先週7日に来た時は爽やかな秋の空気に覆われていましたが、今日は夏の空気。しかし、気持ちのよい晴れは当分お預けになることが分かっているので、今日は迷いなく大原へと向かいました。

台風15号と長期間の雨

南海上の台風15号。この台風はまた非常に厄介な台風です。今後動きが遅くなり、沖縄付近でほとんど停滞する予想が気象庁から出されており、影響が長期化します。先日紀伊半島に大被害をもたらした台風12号と傾向は似ていますが、今回は西寄りですので、紀伊半島から西の地方、具体的には紀伊半島・四国南部・九州西部(大分・宮崎)で、積算雨量が相当かさむことが予想されます。
紀伊半島では土砂ダムの決壊が懸念されていますが、目先のレーダーではすでに雨雲が出てきており、奈良地方気象台の予想では南部の多いところで15日18時からの24時間に100mmの雨量が示されています。その後も雨の降りやすい状況が続き(17日夜までにさらに100~200mmの予想)ます。国交省の予想のとおり(累積50mmで決壊)だとするならば、土砂ダムの決壊は時間の問題のように思われ、非常に厳しい状況です。住まわれている方の心中はいかばかりと思いますが、被害が拡大しないことを願うばかりです。
また、台風は停滞した後、ゆっくりと西日本へ向かってくる恐れも十分にあります。そうなるとさらに雨量が増え、土砂災害の恐れが高まります。今後の進路情報と雨の降り方にはくれぐれも注意が必要な台風です。加えて厄介度が増すのは秋雨前線が南下してくること。となると、前線近傍の各地でも大雨のリスクが高まります。今週末から来週は災害の可能性もはらんだ嫌な一週間となりそうです。

大原をサイクリング

さて、京都にとっては連休中は曇りや雨の天気が予想されており、行楽日和とはいかない可能性が高まっています。今日は、その意味では「雨期」前の最後の晴れ。出かけるならば、多少暑かろうともこの日は最良日と言えるでしょう。大原へは先週も行きましたが、メモリーカードのエラーで写真が消えてしまったため、再度行くことにしました。

今回も自転車で行っていますが、秘境ハンターのごとく肉体派を売りにしているわけではないので、今後もあまり期待しないでください(笑)ただ、自転車で走ると大原はやはり気持ちがよいです。阿弥陀寺の坂は相変わらず殺人的ですが、緑は美しく風は気持ちがよい。この日は私の貸し切りで脚を休めてゆっくりすることができました。紅葉の時期も非常に美しい光景が待ち構えていますので、またお写真をお見せできればと思います。

実光院ではお茶で一服。大原のお寺の中では私の好きな場所です。三千院や宝泉院が有名ですので素通りされる方が多いですが、通り過ぎるにはもったいない場所。まだ咲いていませんが、不断桜という秋から冬にかけてちらほらと咲く桜が見られ、どの時期でも何かしらの花があるお寺です。秋には紅葉と桜を同時に楽しめます。お抹茶も頂け、律川の水を引いた庭園も美しく、声明(しょうみょう)の音階を鳴らす楽器も触ることができ、もう一つの借景の美しい露地庭園は見どころにあふれています。

他にもいくつか寄りつつ、大原の里を走ります。界隈にはコスモスが咲き、黄金色の田んぼでは稲刈りをしているところもありました。彼岸花はまだこれからですが、早いものは咲いており、クロアゲハが蜜を吸いにやってきていました。非常にのどかで何度来てもよい場所です。京都旅屋でも来週末に大原の散策を実施しようと思います。まだまだ暑いですが、その頃には無事に「雨期」を脱して、秋の空気に覆われていることを願っています。

前回と今回の大原サイクリングの写真をFacebookで公開しました。どうぞご覧ください

ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)

吉村 晋弥気象予報士として9年目。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。特技はお箏の演奏。散策メニューはこちらから

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