円山公園の滝


突然ですが、円山公園の中にがあることをご存じでしょうか。

滝の場所は公園の山側、東の方にあります。坂道ですので真夏だとたどり着くまでに汗をかいてしまいますが、滝の周辺はどことなく渓流の雰囲気も漂い、水辺らしく清涼な空気で迎えてくれます。秋には一帯は紅葉の隠れ名所ともなります。

円山公園は七代目小川治兵衛の作庭で、この滝の水は琵琶湖疏水かと思いきや、地下水だそうです。流れているときのその豊富な水量には驚かされます。瓢箪池と呼ばれるしだれ桜の近くの池とは別の水系。残念ながらこの滝は、真夏や紅葉の時期など不定期で水が止まるようで、水遊びはできません。

驚かされると言えば、大正時代には田邊朔郎が琵琶湖疏水の高低差を利用して円山公園に噴水を作り人々驚かせたそうです。地形を把握した緻密な計算は、彼の得意とするところ。京都を北へと流れる、南禅寺の水路閣から哲学の道・北白川にかけての水系も、地形をきちんと計って、山沿いの高いところから低いところへと流しているだけだそうです。京都は南ほど土地が低いといった先入観を持たず、客観的な数字で判断をする姿勢は、気象予報士としても見習うべきところがあります。田辺朔郎については、時を超えた若手のホープとして、今後も所々で「若くともいい仕事が出来ますよ!」というエピソードを書いて行こうと思います。業界ではまだまだ若い京都旅屋の私も、あやかって行きたいところです。

ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)

吉村 晋弥気象予報士として10年目。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。特技はお箏の演奏。

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