城南宮のしだれ梅と椿


城南宮しだれ梅椿が見ごろを迎えています。京都に梅の名所は数あれど、中でもトップクラスの美しさ。春爛漫の光景を、一足先に作りだしています。

しだれ梅は神苑・楽水苑の「春の山」に大変美しく咲いています。付近は鳥羽離宮が築かれた地で、現在も痕跡が残る離宮の築山「秋の山」との対比で名付けられています。その名にふさわしく、この時期はまさに春の華やかさに満ちた空間です。しだれ梅がこれだけ並ぶのは、しだれ桜の名所・平安神宮や原谷苑、龍安寺の桜園なども彷彿とさせます。1本の凛とした美しさもよいですが、こうして「数」で、見えている世界そのものを変えてしまうのも、また素晴らしい。訪れる方も感嘆の声を次々にあげます。ちょうど梅は散り始めていて、苑内を流れる小川には花びらも流れ、その淀みには見事な「花筏(はないかだ)」を作っていました。紅梅と白梅、そして青空に白い雲。優しい色彩の重なりに、さらには梅の上品な香りも一面に広がって、たいへん春らしい風情にあふれたお庭となってます。

また、苑内では椿も見ごろを迎え、数々の品種を楽しむことができ、散り椿の日本らしい風情もあちこちで見かけることができます。ちゃんと木には品種名の説明が書かれているので、勉強にもなります。以下、今回は城南宮の美しい梅や椿の世界を、どうぞお楽しみください。


ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)

吉村 晋弥気象予報士として10年目。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。特技はお箏の演奏。

より大きな地図で 城南宮 神苑(春の山) を表示

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