荒れる春 寒い四月


31日は、低気圧と寒冷前線の通過に伴って、前半を中心に雨。気温の変化も急激で、朝と晩では季節が違います。午前中から昼前の前線通過のタイミングでは、落雷や突風・雹にもご注意ください。

今年は比較的穏やかな春が続いていましたが、「気性の荒さ」も春のもう一つの顔。普段は穏やかな人でも、怒ると怖いといった感じでしょうか。「うららか」も春ならば「春嵐(はるあらし)」や「春雷(しゅんらい)」も春にはつきもの。「春風」と書けば穏やかな風のことですが、明日はそれを通り過ぎて、突風に注意が必要です。先日も気流が乱れているときに見られる乳房雲が現れました。突風や雹、最悪では竜巻にも警戒が必要な雲。春の二面性には十分ご注意ください。

一昨日に開花した、京都御苑・近衛邸跡のイトザクラは、すなわちシダレサクラのことですので、同じ時期に京都の他のシダレサクラの名所も花開きだします。他のブログでは、祇園白川でもちらほら咲きとの情報がありました。平野神社では、魁(さきがけ)桜が、開花をしています。ようやく桜の春がやって来つつあります。一方、醍醐寺のしだれ桜はまだ開花をしていないようです。

また、本日は気象庁から1か月予報が発表されました。期間はほぼ4月の予報。近畿地方では、1週目(来週)の気温は「低い」確率が80%となり、4月全体としても「低い」確率が60%にまで上がって、22日に出された3か月予報自体が修正されました。約一週間でここまで目先の予報が変わるのは珍しいと思います。「異常天候早期警戒情報」も出されており、農業関係者は特にご注意ください。中長期予報は誤差があるため、常に最新の情報で判断をすることが大切になります。

4月1週目が平年よりかなり低温となることが見込まれ、桜の開花傾向もさらに遅れる可能性があります。京都の気温は、12月・1月・2月と平年より低く、3月は平年並で終わりそう。まだ最近の気温のマイナスを取り戻しておらず、春の植物にとっては歩みはまだゆっくりとなりそうです。明日(31日)の気温変化もさることながら、目先は日替わりでも気温の上下が激しい日が続きます。春と冬との目まぐるしい攻防戦。体調を崩されぬよう、十分にご注意ください。

ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)

吉村 晋弥気象予報士として10年目。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。特技はお箏の演奏。

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