城南宮 お茶室から眺める枝垂れ桜


各地で紅枝垂れ桜が満開を迎えています。京都には枝垂れ桜の名所が数多くあり、ソメイヨシノの桜吹雪と同時に大変美しい枝垂れ桜を見ることができます。城南宮の桃山の庭でも紅枝垂れ桜が見ごろを迎え、茶室・楽水軒からは美しい眺めを楽しむことができます。

楽水苑と呼ばれる城南宮の神苑は「昭和の小堀遠州」とも称された作庭家、中根金作が手掛けたお庭。源氏物語に出てくる花木を植えているため「源氏物語 花の庭」とも呼ばれています。お庭は5つの区画に分かれ、それぞれ各時代のお庭をイメージしています。最初の「春の山」では、先月しだれ梅をご紹介しました。今は三つ葉つつじが色鮮やかに咲いています。「平安の庭」では、一初(いちはつ)と思しきアヤメの花も咲き、山吹は曲がりくねる川沿いに黄金色の花を咲かせ始めています。春も確実に進んでいますね。

枝垂れ桜は、室町の庭から桃山の庭に咲いています。早咲きと遅咲きが植えられているので、それぞれを楽しめますが、今は遅咲きの紅枝垂れ桜が見頃です。お勧めはお茶室の「楽水軒」からの眺め。庭園拝観料+300円でお茶室上がれ、お抹茶を頂きながら桜を眺めることができます。休日は賑わいますが、平日は空いており贅沢な時間を過ごすこともできるでしょう。お茶室からではありませんが、桜の様子は動画もありますので、ご覧ください。

室町の庭では来月には藤の花も咲き始め、最後の城南離宮の庭への道すがらには杜若(かきつばた)も清楚な花を咲かせてきます。四季折々に美しいお庭が城南宮の神苑。伝統ある古いお庭もよいものですが、妙心寺・退蔵院や三室戸寺などの、中根金作が手がけた昭和のお庭も素敵です。退蔵院の紅枝垂れ桜も満開でしょう。今週末は雨の予報。明日が絶好の紅枝垂れ桜日和となりそうです。

ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)

吉村 晋弥気象予報士として10年目。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。特技はお箏の演奏。

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