北野天満宮 梅の収穫


北野天満宮では梅の収穫が行われました。春先に美しい花を見せてくれた梅は大きな実をつけています。

梅雨入りしてから今日まではまだ序盤といった気圧配置でしたが、今週末からいよいよ恐ろしい一面を見せ始めてきます。加えて来週20日前後には台風が接近してくるため、進路予想には十分な注意が必要です。15日21時の予想では今後「非常に強い」勢力まで発達する予報が出ていますが、まだまだ夏の始めということで台風が勢力を維持できるのは沖縄近海まで。その後は弱まりつつ進んでくる見込みです。ただ、台風としては衰えても、熱帯の湿った空気を運ぶ力は衰え知らず。大雨の元となる、濡れたタオルのように湿った空気を連れてきますので、大雨への警戒は必ず必要となります。最新情報にご注意ください。

さて「梅雨」という漢字には「梅」の字が入っているように、梅の実が熟すころに降り続く雨のことを梅雨といいます。「梅雨」には「つゆ」と「ばいう」の二つの読み方があって、「つゆ」は梅の実が熟して丸い「露」のように見えることからそう呼ばれるとする説もあります。一方の「ばいう」は中国では「黴雨」と、見慣れない漢字で表記されていました。実は「黴」というのは「カビ」のこと。せっかく実った梅の実にも長雨でカビが生えてしまう、といったことなのでしょう。毎日毎日、雨が降る梅雨の時期。梅の漢字は木ヘンに「毎」と書き、梅雨のイメージにもあっています。このように梅と梅雨には深いつながりがありそうです。

北野天満宮に境内には、奉納された梅の木がおよそ1500本あって春先には美しい花を咲かせ、例年6月上旬には梅の実の採取が行われています。今年は梅の花が1か月近くも遅かったこともあり、梅の実がなる時期も例年より1週間ほど遅めとのことです。梅の実は1本の木にたくさん実るため、その収穫量は例年2.5トン~3トンにもなるそう。収穫された梅は樽に塩漬けされて梅雨明けを待ち、真夏の日差しがやってくる頃に境内で4週間ほど天日干しをされて「梅干し」になります。そして年末の12月13日、京都では新年の準備を始める「事始め」として知られる日から、大福梅として参拝者に授与されます(有料)。

今の時期、境内の梅園には入ることができませんが、御土居の一部へは自由に登ることが出来ます(ただ紙屋川まで下りることはできません)。御土居の上から紙屋川を見下ろすと、深まってきた緑がたいへん美しくなっていました。雨が降る時期はこうして緑を眺めるのも、癒し効果が抜群でおすすめです。

ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)

吉村 晋弥気象予報士として10年目。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。特技はお箏の演奏。

「北野天満宮 梅の収穫」への2件のフィードバック

  1. 北野天満宮の梅の収穫量には驚きました。春は花が咲いて美しく夏の梅の木は爽やかで梅の実の良い香りを感じることができ季節それぞれに素晴らしい
    梅の表情を楽しむことができますね。

    1. 抹茶さん
      こんばんは。コメントありがとうございます。
      北野天満宮の梅は菅原道真が愛でたことに由来して、
      やはり特別ですね。花の時期に境内に満ちる甘い香りは
      春を感じさせてくれますよ!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です