緑の輝く鷹峯


今回は緑の輝く鷹峯(たかがみね)のご紹介です。

今日の京都は最高気温が37℃ちょうどまで上がりました。昨日書いたように、やはり朝から雲の少ない一日でした。本当に朝からよく晴れている日は要注意です。毎日暑い日が続きますが、クーラーなどの人工的な力以外で物理的に涼しさを感じるには、「北へ行く」か「高い山に登る」のが一番手っ取り早いでしょう。京都では比叡山が北海道と同じ気候で非常にお勧め。北海道へ行くよりも手軽で、抜群の眺望も楽しめます。ただ、山の上の紫外線は平地よりもはるかに強いため、日焼け対策を十分に行ってください。

比叡山は少し遠いという方は、鷹峯一帯も少し涼しげでしょうか。源光庵の丸窓(悟りの窓)や四角い窓(迷いの窓)からはエメラルドグリーンの景色が覗けます。紅葉で知られる鷹峯ですが、夏場は人も少なく、じっくりと過ごすことができます。田舎のおばあちゃんの家にでも来たかのように、縁側に座ってお庭を眺め、時の流れを緩やかにしてみるのはいかがでしょうか。

常照寺も人が少なくおススメです。蓮の鉢植えもあって、午前中などは花が咲いていることでしょう。光悦寺も緑がいっぱいで迎えてくれます。参道では蝉の抜け殻も見つけました。都会の喧騒の中にいると見過ごしてしまうような自然が、鷹峯一帯にはまだまだ残されています。

光悦寺から原谷方面へと急な坂を下り、すぐに”しょうざん”方面へ曲がると、吟松寺があります。紅葉の隠れ名所として知られますが、今の時期はエメラルドグリーンの楓が、奥の山の深緑(ふかみどり)を背景に明るく輝く光景が見られます。辺りは木漏れ日の通う道にもなっていて、しょうざんや金閣寺に向かって紙屋川沿いを下っていくことができます。夏の暑い時期は出歩くもの億劫ですが、この時期ならではの京都の輝きを感じられるコースかと思います。

ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)

吉村 晋弥気象予報士として10年目。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。特技はお箏の演奏。

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