保津川下り 亀岡から嵐山へ


今回は、昨日の保津川下りの記事の続きです。

今日(23日)も京都は激しい雷雨となった場所がありました。今週は毎日雷となっていますが、それも明日くらいまで。今日午前9時の天気図には500hPaで5940gpmのコンターも現れて、太平洋高気圧が強まってきているためです。次第に高気圧が雷雨の発生を抑えつけるとともに、暑さには引き続き十分な注意が必要となります。ちなみに南海上の台風は、高気圧を強める働きも持っています。台風が吸い上げた空気は上空で下降気流となって降りてきて、高気圧を強めるのです。さらにいえば、下降気流は雲を消すため、台風は自らの周りの雲を消滅させます。気象衛星画像での台風は、自らの渦巻きを誇示するかのようにその姿が美しく不気味に、そしてはっきりと映るようになります。

二十四節気では「処暑」を迎え、暑さが峠を越えて来る時期となりました。処暑については昨年のブログで詳しく書いていますので、よろしければご覧ください。今年はまだ峠の半ばといった状況で、引き続き真夏が続きます。唯一の救いは日が短くなってきたことでしょうか。この時期は1日に1分~2分ほどのペースで日の入りが早くなり、1週間違えば10分ほど早く日が暮れて行きます。暑くとも、日に日に秋の気配は感じられるでしょう。

さて、亀岡から出発した保津川下り。嵐山までおよそ90分の道のりです。亀岡では比較的ゆったりと流れていきますが、先日の大雨での被害が出た場所もありました。川の合流点で濁流が保津川の岸を削ったのです。まだまだ復旧途中の生々しい光景でした。亀岡を後にすると渓谷を流れる急流へと川は姿を変えます。テーマパークのアトラクションを思わせるかなりの勢いで下っていきますが、高瀬舟の力であまり揺れを感じません。水しぶきは前方の席ほどかかりやすいそうで、後ろの席に座った私にはほとんどかかりませんでした。

保津川は急流な場所もあれば、対象的に穏やかな流れのところもあって、それぞれが交互に出てきます。川とは不思議なものですね。下っていると、やがて鉄橋の下を何度も通過していきます。実はこれはJRの線路で、地図で見ると線路はまっすぐ伸びていて、川の方がくねっているのです。しかし下っている方の感覚では、不思議と常にまっすぐ進んでいるかのような気持ちになってしまいます。

山々に囲まれた自然たっぷりの川下り。午後3時以降だと日陰が多くなるそうで、できれば日差し煌く昼過ぎまでの乗船がお勧めです。道中ではラフティングやカヌー、川遊びをする人たち、岩から飛び込む外国人にも遭遇しました(笑)それぞれ舟に向かって手を振ってくれて、気持ちよく下ることができました。急流だけでなく、いろいろな形の岩も見どころ。オットセイ岩やスヌーピー岩には思わず笑ってしまいました。船頭さんのお話も親しげで面白いのも魅力の一つでしょう。

こうして楽しいひと時を過ごしながら、嵐山へと帰ってきました。大悲閣千光寺や千鳥ヶ淵、そして渡月橋が見えると、見慣れた光景に不思議な気持ちにもなりました。急流を終えて嵐山に入ると、船頭さんが持っていた櫂(かい)を漕がせていただくこともでき、子どもは大喜びでした。保津川下りはまさに非日常の空間へと私たちをいざなってくれます。

道中ではトロッコ電車にも出会いました。船頭さんいわく、かなり運がいいのだとか。深い自然の中を走るトロッコ列車も魅力的ですね。また、秋の紅葉が美しい時期に保津川下りをしてみたくなりました。保津川下りの公式ホームページはこちらです。まだまだ暑い京都。涼を求めて亀岡まで足を運んでみるのもお勧めです。

ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)

吉村 晋弥気象予報士として10年目。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。特技はお箏の演奏。

より大きな地図で 保津川下り 乗船場 を表示

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