京都に昇る満月


今夜は満月。ブルームーンが注目を集めていますが、今回は京都に昇る美しい満月の写真をお届けします。

ブルームーンという言葉からは「月が青く見える」ことがイメージされそうですが、「ひと月に満月が2回あること」をブルームーンと呼ぶそうです。ひと月に2回の満月がある頻度は、3年に一度程度といわれています。ただ、月の満ち欠けの周期は約29.5日ですので、仮に1月1日が満月だとすると1月30日(ないし29日)がブルームーンの満月、2月には満月がなく、3月1日が満月で、3月30日(ないし29日)が再びブルームーンの満月となり、3か月に2回のブルームーンが起こることも理論上はあり得ます。実は、2010年にはまさにこのパターンで、3か月に2回のブルームーンが見られました。

月の満ち欠けを元にしていた旧暦では、毎月1日が新月から始まり、満月も毎月必ず1回づつしかありません。その視点では、ひと月に2回も満月が来ることはあり得ません。月が青くなることも基本的にはありえないことですので、2回目の満月をブルームーンと呼ぶようになったとする説もあります。ただ、実際にはブルームーンはアメリカ由来の言葉で、どうも「旧暦説」は後付けのようです。さて、今回は満月を中心にその前後の時期に撮影した京都と月の風景をお届けします。

ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)

吉村 晋弥気象予報士として10年目。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。特技はお箏の演奏。

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