終わらない夏と秋の足音


今日も京都は気温が34.7℃まで上がりました。5日に観測された気温を僅かに上回り、まだまだ夏の終わりとは行かなさそうです。

つい先日、5日が「真夏最後の日」と書きましたが、撤回します。申し訳ありません。今日も思っていたほど、雲が広がってきませんでした。気象庁の1か月予報も、先週末の段階では厳しい暑さは今週いっぱいとの予報だったものが、今日発表の1か月予報では、来週も「高い」確率が60%と発表され、今しばらく真夏の暑さとなる日も出てきそうです。では「秋」はいつやってくるのか?再来週になると、寒気の南下が見込まれていて、一時的に嘘のように涼しい日がやってくるかもしれません。暑さ寒さも彼岸までですね。

この週末から10日にかけては予定通りの「秋雨」です。専門的な天気図を見ていると、秋の空気は本当にすぐそばまでやってくるのですが、今回はあと一歩力及ばずで、夏の空気を南へ追いやるまではいきません。京都も終始、夏の勢力圏のまま「蒸し暑い戦場」となりそうです。ただ「秋雨」は長い目で見れば必ず秋の空気が勝つ戦いです。結末は決まっていても、そこに至る細かいシナリオは毎年同じものがなく、まるで「大河ドラマ」でも見ているかのような気分になります。天気図もさしずめ「版図」のようなもので、日に日に変化する秋と夏の勢力図を見ながら、季節の変化を楽しめるのも気象予報士の役得かもしれません。

さて、今回の写真は昨年撮影した妙蓮寺の芙蓉。撮影したのは9月9日です。最近は見に行ってはいないのですが、きっと今年も同じように花がまだまだ楽しめるのではないでしょうか。9日は最も大きい陽数(奇数)が重なる「重陽の節句」で、上賀茂神社では烏相撲が奉納され、斉王代も優雅に見物をされます。昨年は御手洗川に萩の花も咲いていました。まだまだ暑くとも、秋の足音は確実に大きくなってきています。

ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)

吉村 晋弥気象予報士として10年目。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。特技はお箏の演奏。

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