建仁寺 風神の絵馬


京都最初の禅寺として知られる建仁寺では、風神が描かれた絵馬を奉納することが出来ます。

京都には社寺が多く、それぞれに特色のある絵馬が見られます。絵馬ファンの方にとっては、回りがいのある街でもあることでしょう。建仁寺には有名な俵屋宗達の筆による風神雷神図(複製:実物は京都国立博物館に寄託)があり、その風神様が描かれた絵馬が本坊で授与されています。面白いのは、その絵馬をかける場所が別にあることです。

建仁寺の境内に、楽神廟なるお社があります。この社は、建仁寺を創建した栄西禅師の母親が、岡山の吉備津神社の末社である楽の社に参拝され、夢に明星を見て栄西禅師を授かったとされるご縁から、境内にお祀りされています。楽大明神は、仏教においては虚空蔵(こくうぞう)菩薩の化身とされ、宇宙のように無限の知恵と慈悲を持ち、学徳増進・記憶力増進のご利益があると信仰を集めています。京都では法輪寺が虚空蔵菩薩の寺として有名で、智恵を授かる十三詣りでも知られています。

さて、風神の絵馬はこのような云われから、建仁寺でも特に受験合格の祈願で奉納をされる方が増えているそうです。建仁寺は「学問面(づら)」とも称され、五山文学の中心を担った優秀な禅僧を輩出したことでも知られます。まさに受験合格祈願にはうってつけかもしれませんね。

ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)

吉村 晋弥気象予報士として10年目。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。特技はお箏の演奏。

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