梨木神社の萩まつり


23日まで梨木神社では萩まつりが行われていました。

京都にもようやく秋が訪れて、日中も過ごしやすくなってきました。萩の花も見ごろを迎えていますが、さすが気まぐれな花。場所や個々の株によっても咲き具合がまちまちです。出町柳の萩の寺・常林寺も、23日朝の雨で散ってはいますが、まだ見ごろが続いています。

梨木神社では17日と22日・23日が萩まつりで、伝統芸能の奉納が行われました。萩の咲き具合は17日はまだ暑い日が続いていたためわずかだったのですが、先週の冷え込みで23日に訪れた時にはまずまずの見頃でした。花は昨年よりも咲いてくれた印象です。萩は草冠に秋と書くように、古くから秋を告げてくれる花として親しまれてきましたが、近年は9月に入っても暑い日が続くことが多く、萩の見頃の時期も後ろ倒しになっているようです。

梨木神社の萩はおよそ500株。萩まつりでは普段は入れない本殿前まで入ることが出来、並べられた椅子に座って奉納される伝統芸能を楽しめます。境内の萩には俳句が書かれた短冊が下げられ、風流さを感じます。また、日本人として初めてノーベル賞を受賞した湯川秀樹が、萩を歌ったの歌碑「千年の 昔の園もかくやありし 木の下かげに 乱れさく萩」も目を引きます。湯川秀樹は少年時代を梨木神社の北で過ごしており、出身校も京極小学校です。

さて、この日は大蔵流狂言が茂山社中によって奉納されました。狂言はやはり面白いですね。独特の口調や大げさなしぐさで、今も昔も変わることなく、時を超えて楽しませてくれます。今回見に来ていた参拝者からも笑い声が聞こえてきました。萩まつりでは他にも、舞や弓、二弦琴、雅楽などが奉納され、お茶席も出ています。御所にも近く、京都らしさを感じられる秋のお祭り。機会がありましたら、是非ご覧になってみて下さい。

ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)

吉村 晋弥気象予報士として10年目。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。特技はお箏の演奏。

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