京都市役所前の姉妹都市モニュメント


京都市役所の前に、世界各国の都市と姉妹都市提携を記念して交換したモニュメントが置かれています。

姉妹都市は京都検定のテキストにも掲載されており、時々問題にも出てきます。パリ・ボストン・ケルン・フィレンツェ・キエフ・西安・グアダラハラ・ザグレブ・プラハの9都市がありますが、なかなか覚えにくいものの一つでしょう。ちなみに私は、丸暗記しました(笑)その各都市とはモニュメントを交換しており、主に京都市役所前の庭に置かれています。

各都市を象徴するものが贈られ、特にガス灯が何基もあるのが不思議です。京都からも石灯篭が相手方の都市に贈られているので、対応させているのかもしれません。市役所前では西安から寄贈された「大雁塔模型」が目を引きます。大理石で作られた見事なもので、もとは三蔵法師こと玄奘三蔵が建てたものとして、西安ではシンボル的な存在です。他にもフィレンツェから贈られた「プッチーノ像(イルカを持った天使)」も可愛らしく、ヨーロッパをすぐにイメージさせてくれますね。

また、洛北の宝ヶ池公園には、メキシコのグアダラハラから寄贈された「エスタンピーダ野性馬真鍮像」があります。「エスタンピーダ」は「野生馬が群れをなして暴走するさま」を意味しており、野生馬のエネルギーに満ちた躍動感あふれるその姿は、今後の京都・グアダラハラ両市のさらなる発展を象徴しているそうです。そういえば見た覚えがあるのですが、今手元に写真がありませんでした。リンク先でご確認ください。馬は実物大で重さも1トン以上ある本格的なもの。京都からはお返しに日本庭園が贈られています。こうしてモニュメントを見ると、覚えにくい姉妹都市も身近に感じられるかもしれません。

ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)

吉村 晋弥気象予報士として10年目。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。特技はお箏の演奏。

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