比叡山 横川中堂の紅葉


4日に比叡山延暦寺横川中堂へ足を延ばしてきました。延暦寺の中でも最も紅葉が早い場所で、期待通りの見事な紅葉が迎えてくれました。

市街地でも少しづつ色づき始めた木々がありますが、京都近辺で最も紅葉が早いのが比叡山です。気候は北海道と同じで、この日も11時で山頂の気温は8.5℃。同じ時間の札幌の気温が9.0℃ですので、ほとんど差がありません。気軽に北海道気分を味わうにはもってこいなのが比叡山なのです。

延暦寺は比叡山一帯に広がるお堂の総称で、北から順に横川(よかわ)、西塔(さいとう)、東塔(とうどう)と諸堂が広がっています。標高は東塔が最も高いものの、北へ行くほど気温が下がりやすく、紅葉は横川が最も早くなるのです。実は昨年の11月9日に訪れた時には、横川中堂の紅葉がほぼ散ってしまっていて、その早さに驚かされました。ということで、今年は昨年よりも早く見に来ました。

結果は、ドンピシャです!読みが当たって一安心。というのも、道中のドライブウェイでは紅葉はまだまだこれからの所がほとんど。バスの運転手も「見頃は一週間先」と言っていましたので、横川中堂も色づいていないのではないかと不安になりました。ただ、実際は写真の通りの輝きで、約1年ぶりに再会した紅葉の美しい煌きに感動を覚えました。

山は場所によって冷気の受けやすさや日光の当たり具合が大きく異なるため、紅葉の進み具合も場所によって全く違います。木によっては昨年のように、葉が痛んできちんと紅葉しないまま散っていくものも見受けられました。紫外線の強い山では葉が痛みやすかったのかもしれませんが、全体的には猛暑となった昨年と比べても色づきがよい印象を受けました。この先の市街地の紅葉も期待できそうですね。

横川では、恵心堂付近の紅葉が最も遅く、まだまだ葉の色は緑です。一方で元三大師堂の楓は、上の方から鮮やかに色づき始めていました。横川では他にも入口のバス停付近の楓も美しく、西塔や東塔と比べても明らかに紅葉が早いです。

ちょうど青空も見え、真っ赤な紅葉と青空に飛行機雲が伸びる様子も見られました。待ちに待った紅葉。これからどんどん麓にも下りてきてくれますので、期待は高まるばかりです。

さて、西塔や東塔の紅葉はどうかというと、西塔は楓の木が少ないのもありますがまだ青く、東塔は文殊楼へと続く階段の楓が少し色づき始め。休憩所の前の楓がなかなか綺麗になっていますが、根本中堂を始め全体的にはまだ青い木がほとんどです。ドライブウェイもまだまだこれから本格的に色づく木が多くあり、比叡山全体としての見頃は来週以降となりそうです。

ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)

吉村 晋弥気象予報士として10年。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。2011年秋は京都の紅葉約250カ所、2012年春は京都の桜約200カ所を巡る。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。特技はお箏の演奏。

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