クリスマス・年末寒波に警戒を!


14日に発表された1か月予報。クリスマス頃から年末にかけて、顕著な寒気の南下が示唆されており、今後の情報に十分な注意が必要です。

12月前半は非常に寒い日が続きましたが、一旦寒気は弱まって反対に最近は暖かい日が続くタイミングとなっています。このまま平年並みになっていけばよいのですが、どうやらそうならずに、クリスマス頃から年末にかけて再び厳しい寒波に襲われる予想になってきました。14日発表の1か月予報では、全国的に22日から28日にかけての1週間が低温予想が出され、特に東日本・西日本ではその確率が70%と高確率です。

というのも、1か月予報などの季節予報は、高い・平年並・低いの三階級ごとに10%単位で確率を割り振って発表しますが、「必ず全てに10%以上割り振る」という決まりがあります(0%は無い)。つまり、一つのカテゴリーに割り振れる上限は80%で、今回の「低い」確率が70%というのは、かなりの高確率であることがわかります。加えて、日々発表される週間予報を見ていてもお分かりのように、1週間先の天気傾向でさえもきちんと当てるのはなかなか大変ですが、今回は2週間先の気温について、70%という高確率で低いと言っている部分が予報としては異例です。それだけ確度が高いといえ、十分な警戒が必要です。

また、季節予報とは別に沖縄以外の全ての地域で「異常天候早期警戒情報」も出され、22日から28日は、平年比で気温がかなり低いことがより具体的に示されています。特に、日本海側を中心に降雪量が「かなり多くなる」見込みです。近畿の日本海側で言うならば、「かなり多い」の基準は「平年の7日間降雪量の366%以上」で、結構な積雪量となります。細かい地点別に平年の366%を見てみると、豊岡ならば7日間で約54cm、舞鶴ならば同じく約37cm、彦根ならば約17cmとなります。寒気が強ければ一晩でこれくらい降ることも無くはありませんが、統計データ的に顕著な「異常値」であることは間違いありません。

具体的にいつから寒くなるかですが、最新の週間予報支援図を見ると、まだ22日の段階では寒気の本体は到達しなさそうです。とすると流れ的に22日~28日の中では、中盤から後半に寒気のピークが来ると推察され、まさにクリスマス直撃で大荒れとなる可能性もあります。ホワイトクリスマスという優しいイメージではすまない恐れもありますし、京都でも雪の積もりそうな日が来るでしょう。低温や雪への備えを念頭に、今後の情報に十分ご注意ください。

ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)

吉村 晋弥気象予報士として10年。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。2011年秋は京都の紅葉約250カ所、2012年春は京都の桜約200カ所を巡る。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。特技はお箏の演奏。

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