矢田寺 かぼちゃ供養


12月23日に矢田寺かぼちゃ供養が行われました。

矢田寺は寺町三条上るにあるお寺で、お盆の終わりに先祖を冥界へと送る「送り鐘」でも知られるお寺です。奈良の矢田寺の別院として承和12年・845年に創建され、戦国時代に現在地に移って来ました。本尊は、地獄の炎で煮えたぎる鉄釜の中で苦しんでいた罪ある人でさえも救っていたという地蔵菩薩(僧侶)の姿を写したものとされ、代受苦地蔵の別名でも信仰を集めています。そのため、矢田寺で拝む本尊・地蔵菩薩の御前には、鉄釜の炎を表す火炎の彫刻があるのが特徴です。

冬至の日にかぼちゃを食べると、中風除けや諸病退散にご利益があるとされ、矢田寺ではかぼちゃ供養が行われて、先着1000名には焚いたかぼちゃの接待もあります。忙しい師走の時期にかぼちゃを頂きながらホッと一息ついてもらえたらという、お寺さんの心配りもあるそうです。かぼちゃを頂くと1年間無病息災に過ごせるといわれていわれていて、境内には、大きなかぼちゃが安置され、撫でながら無病息災を祈願します。庶民を救う地蔵菩薩の寺らしい風習ですね。

例年この日は、かぼちゃを頂こうと朝から大勢の方が列を作って並びます。頂けるかぼちゃはとても甘くて柔らかく、おいしいのです!お茶も頂け、お寺の前に設けられた席に座って、ゆっくりと食することが出来るというなんとも嬉しいおもてなし。私の中では、京都の師走には欠かせない行事の一つです。

ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)

吉村 晋弥気象予報士として10年。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。2011年秋は京都の紅葉約250カ所、2012年春は京都の桜約200カ所を巡る。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。特技はお箏の演奏。

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