年末年始も寒波に注意を


26日の京都も厳しい寒さの一日でした。クリスマス寒波はひとまず終わりますが、大晦日から年始にかけて再び強い寒気に注意が必要です。

クリスマスも過ぎ、年の瀬の慌ただしさを感じる京都の街。2012年もあとわずかです。最近、夕暮れの東山には月が美しく輝いています。今年最後の満月は28日ですが、28日から29日にかけて天気が崩れるため、明日27日の夜は、快晴の空に美しく月が輝く今年最後の夜となるかもしれません。月に加えて、木星が東の空で強い光を放っています。惑星の中でも木星や土星は驚くほど明るく見え、彼らは「惑う(まどう)星」の名の通り、空での居場所はその時々によってまちまち。一定の法則を持って変化する夜空の星々の中では一匹狼のようですが、その輝きは群を抜いていて、人の世にも似たものを感じます。一方、西の空を見上げれば、そこにはまだ織姫と彦星が輝いています。織姫と彦星もクリスマスとお正月をひっそりと見つめながら、来年の七夕を心待ちにしているのでしょう。

寒かった今日(26日)の京都。日本海からの雪雲の名残が時折流れ込んでは空をぼかし、雪やあられを降らせていきました。千切れ雲が太陽を隠す様子は、まさにアマテラスが天の岩戸に隠れるかのようで、しばらく経って再び光が差す様子に、古の人は伝説を考えたのだろうかと思いながら眺めていました。とすれば、岩戸を開いたアメノタヂカラオは「風」ということになりますね。さて、余談はこれくらいにして、クリスマス寒波は今日まで。27日は高気圧に覆われて、穏やかな日差しが差し込みます。知恩院では除夜の鐘の試し撞きがあります。光線の条件がよいはずですので、美しい写真を撮るアマチュア写真家も多いのではないでしょうか。

ただ、大晦日から新年にかけて、再び強い寒波がやって来ます。寒気の強さは今回のクリスマス寒波と同レベルですが、もう少し影響する期間が長そうです。冬型は持続性が強いのが特徴で、場所によっては大雪となるでしょう。交通機関の乱れにご注意ください。今回は特に北日本で、専門天気図を見ているだけで寒気(さむけ)がするほどの、強烈な寒気(かんき)がやってきていますし、年始にもやって来ます。寒さに慣れているとはいえ、十分にご注意ください。

ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)

吉村 晋弥気象予報士として10年。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。2011年秋は京都の紅葉約250カ所、2012年春は京都の桜約200カ所を巡る。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。特技はお箏の演奏。

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