知恩院 除夜の鐘・試し撞き 2012年


12月27日に、知恩院除夜の鐘・試し撞きが行われました。

今年も、知恩院の除夜の鐘の試し撞きを見てきました。試し撞きながら、その大きな音色を聞こうとたくさんの方が訪れていました。報道でも紹介される師走の風物詩で、お坊さんが17人がかりで綱を持ち、うち1人は逆さまになって鐘を打つ様子が独特で迫力があります。試し撞きでは、今回初めて鐘を撞くお坊さんもいて、指導が入ったり、よい音が鳴らなかったりするところも見られます。試し撞きの時は20名以上のお坊さんが鐘を撞き、よい音を響かせることのできる17名が選抜されるのです。また、本番ではお念仏が唱えられる中で行われますが、試し撞きではその時間に相当する1分ほどの時間を計って撞かれます。ちゃんと時計を見て合図を出す係りの方もおられます。

試し撞きは1時間ほど行われていますので、14時の開始から30分ほど経てから行く方がむしろ報道陣も見物人も少なくなってお勧めです。始まる頃は、かなりの混雑ですし、最前列や2列目の場所取りをするには最低でも1時間前(13時)には鐘楼前に着いていないと難しいでしょう。しかも最初は、報道陣が柵の中に入って撮影をしているためにあまりよく見えません。あえてゆっくり行くのも戦略の一つです。もちろん、音色を楽しむだけでしたら、始めからいても大丈夫です。

昨年も試し撞きの様子を見てきました。また、除夜の鐘も聞いてきました。今年は春の御忌(ぎょき)に撞かれる鐘も見てきました。この1年で4回も知恩院の鐘が撞かれる場面を見れたのは、ありがたいことです。さて、昨年のブログにも書いていますが、大晦日に知恩院の除夜の鐘を聞いてみようと思われている方は、相当な覚悟を持ってお出かけください。例年3万人から5万人が訪れ、1~2時間程度の待ち時間は普通です。トイレは絶対に済ませてから列に並びましょう。例年、山門の下まで、鐘へ向かう長い長い列が伸びてきます。

そして、鐘の回りは満員電車並みの大混雑。人の圧力はすさまじく、「押すな!押すな!」の悲鳴や怒号が飛び交います。新年を前に、非常に気分を悪くされる方もいることでしょう。映像でお見せしているような優雅さは正直ありません。ただ、もちろん迫力がありますし、眼前でお坊さんがダイナミックに逆さで撞く様子は見ごたえ十分です。お念仏が唱えられる独特な雰囲気も、その場にいないと感じ取れません。このように、知恩院の除夜の鐘はよい面・悪い面の両面がありますので、覚悟を持ってお出かけください。最後に、今年の試し撞きの様子を動画でお届けします。しばし、大きな鐘の音をお楽しみください。

ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)

吉村 晋弥気象予報士として10年。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。2011年秋は京都の紅葉約250カ所、2012年春は京都の桜約200カ所を巡る。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。特技はお箏の演奏。

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