上賀茂神社・下鴨神社の雪景色


18日の京都の雪。早朝には上賀茂神社下鴨神社にも足を延ばしてきました。

京都の雪は南北で積雪量に大きな差が出ます。また、午前中までにあらかた解けてしまうことも多いため、日の出から気温が本格的に上がり始める10時頃までが、本当に美しい雪景色を見られるチャンスです。一方で京都の拝観寺院は9時ないし10時からのところが多く、狙って行かないと見られない個所もあります。そこで比較的お勧めしたいのが、神社の境内。神社は早朝から開門するところが多く、24時間参拝可能なところもあります。

上賀茂神社も楼門内は8時半からですが、境内一円は24時間入ることが出来ます。下鴨神社も6時半から開門となり、糺の森は24時間歩くことが出来ます。雪の日の早朝に神社に参拝すると、その厳かさをまず感じることでしょう。鎮守の森と呼ばれるように、神社の境内は森に囲まれ、雪の白と木々の黒との色合いに、まさに神の存在さえ感じたくなるような、ピシッとした雰囲気がただよっています。

早朝の社寺は、観光都市京都といえども人が少なく、静かに参拝をすることが出来ます。神社の朱塗りの楼門や鳥居は厄除けのための色ですが、色彩の少なくなる雪景色の中ではより一層際立って見えます。雪の日に神社がおススメな理由の一つです。

上賀茂神社でも馬場は雪に覆われ、断続的に雪の降る中、神職の方々が除雪をされていました。京都ではこうした広々とした風景は少ないため、一面の白銀の雪原には懐かしさも覚えます。神馬はこの日は平日ということもあって居ませんでした。

神の依り代である神山(神山)を模した立砂にも綺麗に雪が積もっていました。陰と陽を表して2つ立っていますがこれがまた美しい。まさに盛り塩のごとく真っ白で、清らかさの象徴である白色が神社の境内には似合いますね。こうした雪景色も今回は朝方だけで、日差しの戻った昼頃にはほぼ消え去っていたようです。京都の雪は儚いですので、多少つらいですが早起きをしてお出かけされると、神々しい風景にも出会えることでしょう。

ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)

吉村 晋弥気象予報士として10年。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。2011年秋は京都の紅葉約250カ所、2012年春は京都の桜約200カ所を巡る。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。特技はお箏の演奏。

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