春の足音 猛スピードで接近中


春がたいへんな勢いで押し寄せています。この先、各地から春の便りが相次ぎそうです。

今週に入って、この先の気温予想が大きく変わって来ました。当初は、次第に気温は平年並みに近づく見通しでしたが、本日(15日)発表の1か月予報でも、特に目先2週間ほどが顕著な高温傾向の予報に変化しています。既に3月前半も高温が続いていますので、トータルではかなり高くなる見込みです。伴って、桜や梅の開花も一気に進んできそうで、この10日くらいで各地から猛スピードで「春の便り」が届くことになるでしょう。

まず、桜。各社の開花予想も早まっています。京都の開花予想日は、ウェザーマップ社(3/15発表)が3月24日、日本気象協会(3/13発表)が3月26日、ウェザーニューズ社は3月28日となっていますが、恐らく早まるでしょう。満開も、ウェザーマップ社が4月1日、日本気象協会が4月3日となっています。例年よりも早いため、花見の予定は多少早めにされるか、京都は遅咲きの紅枝垂れ桜も多いため、行き先変更で調整する方法もあります。今年の「そうだ京都、行こう。」のキャンペーンは妙心寺の退蔵院の枝垂れ桜ですが、実はこの桜は「遅咲き」。ソメイヨシノが散り始めるころにMAXになります。他にも、龍安寺石庭の桜も遅咲きですし、京都の桜はソメイヨシノだけではありません。

目先は、「超早咲き」の桜たちが順調に咲き進んでいます。平野神社の桃桜が美しい花を咲かせ、河津桜も次々に花数を増やしています。平野神社で次に咲くのは魁(さきがけ)桜。この枝垂れ桜が咲くと、醍醐寺や祇園白川、近衛邸跡、三年坂の明保野亭など、京都各地で一斉に早咲き桜が開花して、本格的な桜シーズンの始まりとなります。この調子だと来週には開花してきそうな様子です。

百万遍知恩寺の鐘楼横には超早咲きの「ふじ桜」があって満開を迎えています。出町柳の長徳寺にある「オカメ桜」と、鴨川にある「いぼ桜」も15日の時点で5分咲きまで来ました。昨年はこの桜たちがなかなか咲かない桜の代わりを務めてくれていましたが、どうやら今年はその期間は短そうです。

また、梅もこの暖かさで急激に開花してきており、特に早咲きの梅は散り方が激しくなっています。14日に城南宮の梅を見てきましたが、既に見ごろの後半に入り、散った梅の花びらが美しく苔庭を覆っていました。北野天満宮は12日の時点でまだ7分でしたが、13日には満開と発表されました。今週末が梅のピークとなりそうです。ただ、金戒光明寺や下御霊神社など、遅咲きの梅もまだまだ残っていますので、場所を選べば十分梅も楽しめます。

京都御苑でも、梅林が見頃に近づきつつあり、通りかかるたくさんの人たちを和ませていました。また、梅林のお隣にある出水の小川でも白梅が輝きを放っています。御苑内も一気に春めいてきました。宗像神社は、椿が社殿の屋根に散り、これまた風情のある光景となっていますので、足を延ばしてみて下さい。

ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)

吉村 晋弥気象予報士として10年。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。2011年秋は京都の紅葉約250カ所、2012年春は京都の桜約200カ所を巡る。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。特技はお箏の演奏。

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