京都 ソメイヨシノが開花!


本日22日午前中に気象台からソメイヨシノの開花が発表されました。場所によって早咲き桜も見頃に入ってきています。

今年は例年より早い開花となりました。平年より6日早く、昨年より12日も早くなっています。過去最速は3月18日という記録もありますが、22日の開花も十分に早いですね。開花は「標本木が5-6輪開花」すると認定され、昨年と今年は気象台敷地の工事に伴って標本木は二条城にあります。今日午前中に拝観されていた方は、開花発表の瞬間に立ち会えた人もいるかもしれませんね。

いよいよソメイヨシノが開花し、来週後半には満開となってきそうです。が、まずは早咲き桜が見ごろになって来ます。昨年は知恩院の友禅苑本満寺の枝垂れ桜をご紹介しました。今年も既にどちらの桜も美しい姿を見せてくれています。本満寺は30日の桜散策で訪れる予定ですが、なんとか持ってほしいところです(苦笑)。

早咲き桜といえば、たいへんおススメなのは醍醐寺。既に満開近くまで咲き進んできたとの情報がありますので、今週末から来週にかけて絶景となるでしょう。醍醐寺の早咲き枝垂れ桜は巨木が多いのが特徴で、とても写真ではその大きさを伝えられません。自らの目でその圧倒的な迫力をご覧になってみて下さい。醍醐寺の拝観エリアは、三宝院・伽藍・霊宝館とあります。いずれも立派な桜や文化材がそろい、三つ全て見られればそれに越したことはありませんが、桜に限ってどれか1つを選ぶとするなら霊宝館がよいでしょう。霊宝館の敷地内に特に巨木の枝垂れ桜がそろっていて、しかも国宝・重文ぞろいの醍醐寺の寺宝まで見れてしまうためです。

霊宝館で見逃せないのは、休憩室です。広い展示室の出入り口付近から休憩室を覗けますが、その窓から枝垂れ桜を眺めることができます。いくつかソファーもありますので、運が良ければ座ってじっくりと桜を楽しむことができるのです。ただ、たくさんの人が来ますので、順番に譲り合って座って下さい。また、休憩室では写真撮影はできません。外では桜の写真はOKです。

他にも、京都御苑も今週末はおススメです。近衛邸跡の桜は見頃で、桃林の花も美しく、まだまだ梅林も綺麗です。宗像神社では早咲き桜と椿が咲き誇り、御所の西側を今出川から丸太町まで散策すれば、春らしさを満喫できることでしょう。京都の桜はたくさんの見どころがありますので、このブログでも順番に紹介していければと思います。

お知らせ

桜を巡る散策を「らくたび」さん主催で行います。詳細はこちらをご覧ください。

ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)

吉村 晋弥気象予報士として10年。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。2011年秋は京都の紅葉約250カ所、2012年春は京都の桜約200カ所を巡る。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。特技はお箏の演奏。

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