桜の咲き始めた京都府立植物園


京都は早咲き桜が見ごろになって来ましたが、四季を通じて花が絶えないのが京都府立植物園。実は、京都屈指の高レベルの桜に出会える場所でもあります。昨年までの写真や動画も織り交ぜながら、植物園の桜の見どころをご紹介します。

昨日(23日)、八重の散策を実施した後に京都府立植物園を覗いてきました。植物園だけあって、種類も豊富な桜が植えられ、早咲きの種類が所々で咲き誇っていました。具体的には、近衛邸跡にも咲くイトザクラと同じ品種のシダレザクラ、ややピンクな花が特徴のエドヒガン、私の出身地・岐阜の根尾村で咲く薄墨桜、香りの強い東海桜も咲いていました。植物園の桜は早咲きよりもむしろソメイヨシノや遅咲きの八重紅枝垂れの時期が最高に美しいのが特徴ですが、今の時期も悪くはありません。

府立植物園には大木の枝垂れ桜があります。円山公園の枝垂れ桜と同系統の桜だそうで、その見事さを初めて目にして歓声をあげる方もおられます。この大枝垂れ桜はソメイヨシノより少し早咲きですが、植物園の辺りは市街地より開花が数日遅く、23日の段階でまだ開花したばかりという状況でした。見頃は今週からとなってきそうです。また、ソメイヨシノは植物園のホームページによると今日(24日)開花したようです。

植物園は桜以外にもさまざまな花々が楽しめるところで、例年ソメイヨシノと真っ赤なチューリップの取り合わせが抜群の華やかさを見せてくれます。桜ならば桜だけという風景も多い中、春らしい色彩と、京都には珍しい広々とした空間で桜を楽しめるのです。今年もきっと、多くの方を笑顔にしてくれることでしょう。

京都府立植物園のおススメは、ソメイヨシノの散り際です。温室への道にある池には、桜の花びらが舞い落ちて一面桜色に染まります。池の北にはソメイヨシノが密集しているので、風に舞う様子は圧巻です。昨年撮っていて未公開だった桜吹雪の動画がありますので、是非ご覧になってみて下さい。

京都府立植物園は遅咲きの八重紅枝垂れ桜も非常に充実していて、範囲はそれほど広くはありませんが密度は原谷苑に近いものがあります。満開の時期は本当に美しい光景が広がります。ソメイヨシノの散り際にちょうど八重紅枝垂れ桜も見ごろを迎えますので、そのタイミングを狙えば両方を楽しめてしまいますよ。

さらに、桜の時期には夜間ライトアップも行われます。今年は4月6日から16日に行われる予定です。お箏の音色が流れて、京都らしい雅な雰囲気で夜桜を楽しめます。円山公園や平野神社のように、酒盛りでどんちゃん騒ぎの夜桜も悪くはありませんが、人が少なく、静かにじっくりと心行くまで眺めることができるのが、京都府立植物園の桜ライトアップです。こちらも動画がありますので、よければご覧ください。

植物園には広い芝生もあり、ここでは座って(ゴザなどを広げて)お弁当食べることもOKです。ピクニック気分でのんびりと過ごせ、家族連れにも高い人気を得ています。ただし、お酒や運動用具の持ち込み、ペットの入場はできませんのでご注意ください。入園料はたったの200円。温室は別途200円です。満70歳以上の方(氏名、生年月日の分かる証明要)や身障者手帳等所持の方は無料です。駅近くで、桜の時期も素晴らしい場所が植物園です。なお、遅咲きの八重紅枝垂れ桜の時期には、鴨川沿いの半木(なからぎ)の道も桜のトンネルとなります。合わせて散策するのもおススメですよ。


お知らせ

桜を巡る散策を「らくたび」さん主催で行います。詳細はこちらをご覧ください。

ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)

吉村 晋弥気象予報士として10年。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。2011年秋は京都の紅葉約250カ所、2012年春は京都の桜約200カ所を巡る。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。特技はお箏の演奏。

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