東寺 青空にそびえる不二桜


満開を迎えている京都の桜。今年はなかなか快晴の空に出会えませんが、30日の午前中は青空と桜を望むことができました。東寺の不二桜は青空にそびえる美しい桜です。

京都はまさに花盛り。桜に雪柳、レンギョウ、ボケ、山吹の花も咲き始めました。椿も例年より遅く各地で見ごろです。遅咲きの八重紅枝垂れ桜も開花し始めて、桜もますます華やかになってきています。今週が桜のピークで、京都で晴れ(青空とは限りません)そうなのは4月1日と4日です。5日も晴れますが、空が白っぽくなったり、高い雲が出やすいのではと思います。

天気の崩れはまず2日。ここで早咲き桜の多くは散ってしまうでしょう。次に6日後半から7日の土日も天気は崩れる見込み。低気圧が発達しながら日本海を通り、爆弾低気圧になる可能性もあります。最新情報にご注意ください。ソメイヨシノはこのタイミングで散ってしまうかもしれません。この春は週末や祝日に天気が崩れることが多く、残念です。平日でも京都各地で夜桜のライトアップがありますので、足を運んでみて下さい。

東寺の桜も見ごろを迎えています。境内でひときわ目を引くのが、背の高い不二桜です。昨年は満月の夜に眺めた不二桜のライトアップをお届けしました。不二桜は、東寺の下に眠る平安時代以来の遺構を壊さぬため、盛り土をして植えられ、その分、下から見上げる高い桜となっています。東北で生まれ、三重県を経た桜は、私の誕生日と同じ日付に京都に植えられました。個人的には親近感のわく桜です。

この不二桜は五重塔と一緒に撮る構図が人気ですが、そのためには太陽のある南を向かねばならないため、逆光となりやすいという難しさがあります。できるだけ真昼は避け、夕方に行かれる方が条件はよいでしょう。東寺の境内にはソメイヨシノも多くあり、五重塔を包み込むように美しく咲きます。白っぽさのある桜の花と、黒い建物は相性がよく、美しい写真を撮ることができるでしょう。京都では、真如堂や知恩院三門などで、同様の写真を撮ることができます。

東寺では今年もライトアップが行われています。4月14日までと期間もたっぷりありますが、不二桜やソメイヨシノは既に満開ですのでお早めに行かれるとよいでしょう。東寺は京都駅からもほど近く、会社帰りにも立ち寄りやすい場所です。昨年のように月を望むことはできませんが、その美しさは「この世のものとは思えない」と形容する方もおられるほど。機会がありましたら、是非ご覧になって頂きたい桜です。

お知らせ

桜を巡る散策を「らくたび」さん主催で行います。詳細はこちらをご覧ください。

ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)

吉村 晋弥気象予報士として10年。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。2011年秋は京都の紅葉約250カ所、2012年春は京都の桜約200カ所を巡る。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。特技はお箏の演奏。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です