京都旅屋 2周年

御池大橋からの鴨川 2013年4月20日
4月20日で「京都旅屋」で活動を始めて、丸2年を迎えました。続けて来れたのも、多くの方の支えのおかげ。心から感謝いたします。

京都御苑の緑昨日から一気に寒気が押し寄せて風が強まり、寒くなりました。4月は寒暖の差が大きくなりやすく、ある日は3月の気温、またある日は5月の気温と、前後1か月程度の平年値が日ごとに現れることがあります。服装や布団の調節が難しい時期ですので、体調管理には十分にご注意ください。

京都御苑 出水の小川 4月19日4月20日で「京都旅屋」で活動を始めて、丸2年を迎えました。ちょうど二十四節気の一つ「穀雨」の日付です。穀雨とは、百穀を潤し芽を出させる雨が降る頃という意味。現実はどうかと、京都の気象統計を見れば、穀雨の期間である4月下旬から5月初めは、実は春の間で最も雨が降りにくい時期です(1981年~2010年の1mm以上の日数)。他の気象関係ブログで「菜種梅雨」と穀雨を結びつけている記事もありましたが、菜種梅雨は3月下旬から4月上旬に起こりますので、適切ではないでしょう。

円山公園穀雨は、春の中では雨が降りにくい時期と書きましたが、実は春の雨の降りやすさは大差がなく、さらに春の天気は周期変化が基本ですので雨の降る日は必ずあります。長雨過ぎず、全く降らないわけでもなく、感覚的に「雨の恵み」を感じやすい時期なのかもしれませんね。日に日に輝きを増す新緑、ほころびだす花々、そして秋に実りをもたらす穀物の芽吹きや田植え、何を取っても生き物の成長に雨は欠かせません。京都旅屋としてもこの日を忘れることなく、一歩ずつ歩んで行きたいと思います。

キリシマツツジとアゲハ蝶今日の記事を書くにあたって、一番最初の記事1周年の記事も読み直してみました。初めての記事には、決意のほどがにじんでいます。また、昨年の記事を読んで、自分のことながら、よくもまぁ毎日毎日いろいろと書いているなぁと感じました。京都旅屋を始めて以来、身内に不幸があった時期を除けば、一日も欠かすことなくブログを書いてきました。このブログは私の調べ物も兼ねていて、日々の宿題のようなものです。拙い文章力は相変わらずで、申し訳なく思う時もありますが、コツコツと続けてきたことは、ガイドにも生かされていると感じます。

祇園白川のツツジこうして2年にわたって続けて来れたのも、両親の支えであり、応援して下さる方々の力添えがあってこそです。心から感謝したいと思います。これからも、表現力を高め、勉強に励み、現地を歩き、日夜努力を続けながら、気象予報士の京都ガイドとして、長所を活かして多くの方のお役に立ちたいと思います。ガイドも、企画も、講演も、執筆も、できることは何でも行わせていただきますので、是非お気軽にお問い合わせください。今後とも、ご声援をよろしくお願いいたします。

ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)

吉村 晋弥気象予報士として10年。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。2011年秋は京都の紅葉約250カ所、2012年春は京都の桜約200カ所を巡る。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。特技はお箏の演奏。

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