上御霊神社のイチハツ

上御霊神社のイチハツ
上御霊神社の南水路ではイチハツが美しい花を咲かせています。

上御霊神社のイチハツこれから6月にかけて、アヤメ(菖蒲)・カキツバタ(杜若)・花菖蒲と咲いていきます。「何れ菖蒲か杜若」という有名な文句もあるように、見分けがつきにくい花といわれています。ただ、それぞれの特徴を掴めば、かなりの確率で見分けることはできます。乾燥した場所に生えていればアヤメ、花の付け根が黄色ければ花菖蒲など、一目でわかるところも多いので、参考にしてみて下さい。

生息地 花の付け根
アヤメ 乾燥した場所 網目状
カキツバタ 水につかる 白い筋
花菖蒲 水につかる 黄色

上御霊神社のイチハツさて、上御霊神社の南水路(水は流れていない)にはアヤメのイチハツが咲いています。アヤメの中でも最も早く咲くことから「イチハツ(一初)」と名付けられたという説明が一般的ですが、イチハツの漢字は「一初」「一八」や「鳶尾」などいくつもの表記があり、由来は諸説あります。イチハツの花は涼しげで落ちついた印象を与えてくれ、5月前半にかけて見頃も長く、初夏の陽気によく似合います。

上御霊神社 境内なお、イチハツが生える水路はかつての「今出川」です。神社の境内にも水路が残っていて、こちらのイチハツは日当たりの違いか、南水路の花よりもかなり遅れて花を咲かせます。「今出川」は現在は地下鉄の駅名や通りの名前として知られていますが、かつてはちゃんと川があって、相国寺境内を経て御所内や近衛邸の池に繋がっていました。川が役目を終えて水が流れていないからこそ、乾燥地を好むアヤメのイチハツがこうして美しい花を咲かせてくれているということですね。

上御霊神社の神輿京都は春祭りが続いていきますが、上御霊神社でも「御霊祭」が行われ、すでに神輿は境内に安置されています。巡行は5月18日で今年は土曜日に当たり、例年以上に多くの人出があるでしょうか。葵祭の御所車をほうふつとさせる立派な牛車も出て、見ごたえのある行列。氏子圏に御所が含まれていることもあり、近年は御苑内にも神輿が入るならわしが復活しました。行列の様子は、2011年のブログで書いていますので、よければご覧になってみて下さい。

ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)

吉村 晋弥気象予報士として10年。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。2011年秋は京都の紅葉約250カ所、2012年春は京都の桜約200カ所を巡る。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。特技はお箏の演奏。

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