初夏の京都 災害の季節へ

神泉苑祭 剣鉾
立夏を過ぎた京都は気持ちのよい初夏の陽気となっています。一方で、災害への注意が必要な季節に入ってきました。

西本願寺のツツジありがたいことに今週(だけ)は仕事が立て込んでいて、ゆっくりとブログを書く時間が取れなさそうです(笑)連休中も様々な行事を見てきましたが、また近いうちに書こうと思います。今週末は「まいまい京都」さんで災害史の散策を実施しますが、災害史に関連して複数個所から取材が入っています。

連休中の梅小路公園京都は千年の都であり、過去の災害の記録が詳細に残されている貴重な都市。その一方で、近年京都市街地では大規模な水害や地震に見舞われておらず、京都の街は災害に対して大きな危険を未だに持っている街であることは、忘れられているように感じます。雨に関して言えば、昨年も宇治や洛北では豪雨災害が発生しており、京都の市街地もいつ大規模な浸水被害が出ても不思議ではありません。気象予報士として、歴史を学ぶ者として、学んだことを伝えていくことで、いざという時のために少しでもお役にたてればと思います。

下鴨神社 糺の森さて、連休中は低温傾向で変わりやすい天気でしたが、ここに来て気圧の尾根がやってきて、地上は暖かく優勢な高気圧に覆われてきました。沖縄はそろそろ梅雨入りしそうな気配です。季節の上では立夏を過ぎ、いよいよ初夏に入ってきました。日本の夏は、初夏・梅雨・盛夏と3つの区分に分かれますが、中でも梅雨は、一年の中でも唯一「何月何日頃梅雨入りした」と、人が境目を決めて発表します。梅雨入りは、大雨の季節の到来を告げるものですので、梅雨を周知させることには防災上の意味があるのでしょう。

千本閻魔堂 大念仏狂言ただ、それ以前にも単発では災害クラスの雨となることがあります。水はあらゆる生き物にとって欠かすことができない一方、人の命や財産を奪うもの。今年もどうか災害が少なく過ぎていってほしいと願います。かつては夏の時期に疫病が流行りやすかったのですが、今年は風疹が流行っているようです。中国では新型インフルエンザも発生し、国際観光都市京都でもリスクは大いにあるでしょう。京都各地で行われている春祭りで、厄除けの剣鉾を眺めながら、純粋に今年の夏も平和に過ぎていくことを願わずにはいられません。と、今回はつらつらと思いのままに書いてみました。

ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)

吉村 晋弥気象予報士として10年。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。2011年秋は京都の紅葉約250カ所、2012年春は京都の桜約200カ所を巡る。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。特技はお箏の演奏。

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