今宮祭の神幸祭

今宮神社 神幸祭
5月5日に、今宮神社の今宮祭の神幸祭が行われました。

今宮神社 御旅所京都の4月・5月は、次から次へと各神社の春祭りが続いていきます。記事を書いている18日は、上御霊神社の御霊祭があり、19日には下御霊神社の還幸祭や、車折神社の三船祭、さらに小社のお祭りがいくつも続き、まだまだ週末のたびにお神輿に出会うという状況が続いていきます。今宮神社の今宮祭も、実は5日に神幸祭が行われ、なかなかブログを書けない間に、還幸祭(12日)も終わってしまいました。

今宮祭 獅子舞今宮神社の神幸祭では、神輿が御旅所に鎮座します。神社の氏子圏は、西陣一帯で、4月のやすらい祭でも同じような範囲を進んで行きます。今宮祭では、京都のお祭りではよく登場する剣鉾差しも行われますが、今回は遭遇できませんでした。子供による差しも行われているようです。5日は、藤森神社で駈馬神事を見て、上賀茂神社で競馬会神事を見、そして最後に今宮祭の神幸祭を見に行きました。

今宮祭 八乙女ちょうど大徳寺前で神幸列に遭遇し、赤い傘が印象的な八乙女を見ることができました。実は、公式には神幸列も御旅所までで、私が見たのは神社に戻っていく場面になります。八乙女はとても可愛らしく、和服姿の親御さんも付き添って進んできました。氏子圏は西陣織の産地ですし、美しく絵になる光景ですね。本来の神幸列には、小型ですが牛車もあり、なかなか充実した行列となっています。

今宮祭 太鼓神幸列から時間が開いて、太鼓と3基の神輿が西陣を巡行して御旅所へとやってきます。今宮神社の神輿は細工や装飾にこだわっているそうで、いずれも絢爛なお神輿です。このお神輿は基本的には台車に乗せての巡行ですが、折々で台車に乗せたまま神輿を上下に揺らしてカンを鳴らしてくれるので、結構賑やかに通っていきます。また、3基の神輿それぞれに色違いの護符があり、志納で授与して頂けます。各家々の前で地元の方が受け取っていたのが印象的でした。太鼓も軽快なリズムで神輿の先導を務めています。

今宮祭 豪華な神輿御旅所に着くと、氏子たちが力を合わせて神輿を御旅所内へと運びいれて行きました。こうした神輿を担ぐ一体感は、氏子の連帯感を強めていくのでしょう。この後、神輿は御旅所に鎮座して、12日の還幸祭で再び氏子地域を回りながら今宮神社へと戻っていきます。還幸祭では、「玉の輿神輿」も登場するのが面白いところ。西陣の八百屋に生まれた「お玉」さんが、結果的に徳川5代将軍綱吉の母・桂昌院として大出世したところから、玉の輿伝説が生まれました。桂昌院は地元西陣の神である今宮神社が荒廃しているのを知って、社殿を寄進したり、やすらい祭を復興、さらには今宮祭にも牛車などを寄進したとされます。機会があれば、還幸祭もご覧になってみて下さい。

今宮祭 相殿の牛車書き忘れましたが、今宮神社は1000年の歴史を持つ神社で、都に疫病が流行った正暦5(994)年に、一条天皇が船岡山に疫神を祭り、長保3(1001)年に再び疫病が流行った際には現在地に社殿を造営したのが起源と伝わります。西陣を守る神として厚い信仰を集め、門前のあぶり餅が有名です。実は、境内にある摂社・末社も来歴が面白く、神々や京都にある程度詳しくなってから訪れてみると、興味深い話がいろいろと見えてきます。また、機会があればブログで書くかもしれません。

ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)

吉村 晋弥気象予報士として10年。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。2011年秋は京都の紅葉約250カ所、2012年春は京都の桜約200カ所を巡る。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。特技はお箏の演奏。

「今宮祭の神幸祭」への2件のフィードバック

  1. 今宮神社今宮祭の八乙女舞は
    ご覧になった事がありますか?
    気象予報士さんがお練りで遭遇された
    八乙女さんは、祭の最初
    神社の聖域で舞を奉納します。
    その後神様の案内役として神輿を先立って
    巡行します。
    還幸祭では、御旅所が出発地点に成りますので
    御旅所の能舞台でお舞を奉納します。
    今年は神幸祭が大雨、聖域でなく舞殿での奉納となり
    毎日お舞を練習していた八乙女さんは可哀想でした。
    今年の還幸祭は11日八乙女舞は12時からです。
    良ければぜひいらして下さい。

    1. お玉さん
      コメントありがとうございます。
      また、貴重な情報をありがとうございました。
      八乙女の舞は見たことがないので、是非見たいところですが、
      今年は仕事の都合で、微妙な時間帯です。
      都合が付けば、足を延ばしてみようと思います。
      11日は天気には恵まれますが、気温が上がりますので、
      関係者の皆様も熱中症にはご注意ください。
      無事に祭りが還幸されることを願っております。

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