嵯峨祭 還幸祭 御旅所への戻り

嵯峨祭 御旅所と神輿
5月に行われた嵯峨祭の還幸祭。今回は大堰川から御旅所での様子です。

嵯峨祭 野宮神社の神輿嵯峨祭の還幸祭は、愛宕神社と野宮神社とをつなぐ大覚寺で神仏習合の儀式を行った後、嵯峨嵐山駅で剣鉾振りなどを披露して、大堰川沿いまでやってきます。そこで子どもたちの列と合流し、嵐山の観光地を進んで行きます。子ども神輿も愛宕と野宮とに分かれていて、野宮の方が女の子の神輿、愛宕の方は男の子の神輿となっています。お稚児さんも可愛らしく微笑ましい行列です。

嵯峨祭 愛宕神社の神輿大堰川沿いが電線がなく、剣鉾が連続して音を響かせて進んで行く見せ場です。嵐山の緑を背景に写真も映える場所。美しい音を響かせるには相当な練習量が必要だと思いますが、この先も京都の伝統行事として継承されていってくれればと思います。剣鉾に続いてやって来るのが獅子舞です。嵯峨祭の獅子は、他の祭りと比べてもレベルが高く、人を驚かせるような動きを見せてくれます。

嵯峨祭 渡月橋と神輿また、渡月橋の北詰めなど広い場所で、芸も披露してくれます。子どもたちの中には、その動きを見て泣き出してしまう子もいますが、大人からは大きな拍手が上がります。獅子舞に続いては神輿の登場。野宮神社の神輿は渡月橋の中ほどまで進んで行くので、橋の上の神輿を撮るチャンスです。その後、一行は嵐山のメインストリートである長辻通を進んで観光客の目を楽しませ、清凉寺前の御旅所兼神輿安置所へと戻っていきます。

電線を縫って音を響かせる剣鉾今回は先回りして、丸太町通と長辻通との交差点でも一行を待ってみました。この辺りは電線も多く、剣鉾はなかなか大変です。電線に当たらないギリギリを見極めて音を響かせていました。また、ここまで来ると嵯峨野の住宅街へと風景が変わって、観光客も少なくなります。地元の方が沿道に出て、神輿が来るのを待つ、お祭り本来の姿も見ることができます。

獅子舞子どもたちも多く、獅子舞が来ると大声をあげて泣く子もいれば、少し大きな子の中には度胸試しで自分から近づいていく子もいて、微笑ましい光景にも出逢えることでしょう。獅子の芸は丸太町通と長辻通との交差点でも披露されました。後からやってきた神輿も、ここでは2基並んでカンを鳴らして盛り上がりを見せます。

嵯峨祭 神輿の差し上げそして一行は御旅所へと入り、神輿は御旅所の境内を勢いよく三周ほどして、それが終わると神事となります。御旅所には屋台も出て、地元の人、特に子どもたちで賑わっています。嵯峨祭をご覧になる方は、是非御旅所にも訪れて頂くと、祭りの雰囲気をたっぷりと感じられることでしょう。この後、神輿から御霊が戻され、神輿がしまわれて終了となります。嵯峨野のお祭り、嵯峨祭の還幸祭。機会がありましたら、ご覧になってみて下さい。

ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)

吉村 晋弥気象予報士として10年。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。2011年秋は京都の紅葉約250カ所、2012年春は京都の桜約200カ所を巡る。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。特技はお箏の演奏。

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