貴船神社 水まつり

水まつり 式包丁
7月8日に、貴船神社水まつりが行われました。

水まつり 献茶祭貴船神社では原則7月7日に水まつりを行っています。ただ、7日が土日の場合は翌月曜日に行われ、今年はそのパターンとなりました。午前10時から本殿で献茶祭が始まり、その時間に合わせて裏千家の方々が大勢、貴船神社を訪れます。本殿前に設けられた長いすは、こうした招待者や会員の方のためのもので、一般の方はいすの後ろで立って見ることになります。

水まつり 舞楽貴船神社の本殿前は広くはなく、10時前には大変な混雑となります。舞楽や式包丁は11時から始まりますが、11時に行っていては本殿前に近づくことさえ難しくなります。式包丁をできるだけよい場所で見たい方は、午前9時半頃には本殿前に着いておく必要があります。10時からの献茶祭も神事ですので、大変ゆったりとしていて、2杯のお茶を入れるのに25分ほどかけていきます(お茶とはそういうものかもしれませんが)。それも拝殿の中で行われますので、細かい所作は見にくいです。待っているほうは、ひたすら忍耐あるのみといったところでしょう。

水まつり 舞楽奉納された舞楽は「蘭陵王(らんりょうおう)」で、各地でよく見られる演目です。演者の冠には龍がついているところから、水の神である貴船神社にも縁があるということで奉納されているそう。この舞楽は神様に向かって奉納されるため、参列者にはほとんど背中を向けています。ご注意下さい。

水まつり 式包丁続いて、式包丁が披露されます。まな板の上で手を触れずに神にささげる魚の神饌をさばくもので、四季に応じためでたい形で盛り付け表現されるのも特徴です。こちらは参列者に見せる向きで行われます。まず披露されたのは、七夕の時期にふさわしい技で、笹に魚を飾り付けるものでした。おそらく「澤の鯉」という技ではないでしょうか。笹飾り(私の主観ですが)のように身が短冊状に切られた場面では驚きの声が上がっていました。

水まつり 式包丁もう一つは「藻隠れの鯛」という技。こちらは鯛の頭と骨が綺麗に引き抜かれる場面で、大きな歓声が上がりました。何度見ても見事な技だと思います。なお、貴船神社での式包丁奉納は、一般参列者は離れてみざるを得ないところもありますので、写真を撮られる方はある程度の望遠レンズが必要です。

水まつり 式包丁水まつりの行事は午後にも舞踊の奉納が行われます。また、招待者のお茶席は午前10時から午後3時まで行われています。今回は梅雨明けした日ということも合って天気には恵まれましたが、一般参列者が奉納行事を見るのは、雨が降ればなかなかの苦労が伴うのではないかと思われます。例年では梅雨の時期ですので、見学に当たっては心積もりをして行かれるとよいでしょう。

ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)

吉村 晋弥気象予報士として10年。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。2011年秋は京都の紅葉約250カ所、2012年春は京都の桜約200カ所を巡る。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。特技はお箏の演奏。

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