祇園祭 長刀鉾の曳初め

長刀鉾 曳初め
12日は鉾の曳初めが行われました。今年は菊水鉾と長刀鉾の曳初めを見てきました。

菊水鉾 曳初め曳初めは祇園祭の数ある行事の中でも、一般の方が参加できる数少ない行事です。老若男女を問わず綱を握って山鉾を動かすことができ、綱をひくと1年の厄除けになるとされます。今年は曳初めの時間がいつもと少し違っていました。月鉾は13時からと真っ先に行われ、鶏鉾はいつもより遅い時間に行われていたようです。私は長刀鉾と菊水鉾を見てきました。長刀鉾では、お稚児さんが本番さながらに稚児舞を見せてくれます。

長刀鉾 曳初め長刀鉾の曳初めは15時半からと多の鉾よりも遅いため、他の鉾を曳いてから長刀鉾に向かっても間にあうでしょう。今年はちょうど出発する場面に遭遇できました。長刀鉾はまず四条通を東へと進んで行きます。稚児舞も披露されるため、綱を握らない見物客も鉾の前をついて行きます。今年のお稚児さんの舞は、とても堂々としている印象で、貫禄さえ感じるほどでした。

長刀鉾 曳初め 稚児舞鉾は富小路通まで行って戻ってくるため、その戻りの綱を狙って握るのもよいでしょう。ただ、地元の子どもさん優先ですので、町内の方の指示に従うようにして下さい。自らの手で山鉾を動かすというのはなかなか面白く、私も大好きな行事。特に長刀鉾では鉾上のお稚児さんも見られるとあって、大変おススメです。

長刀鉾 お稚児さんそれにしても今年のお稚児さんはよく笑顔を見せてくれます。もちろん儀式や舞の時はしっかりと凛々しい表情。そのギャップが人気の秘訣かもしれません。揺れる鉾の上で舞うのは大変だと思いますが、本当に堂々としていて、きっと本番の山鉾巡行でも沿道の人々を満足させてくれるでしょう。17日は暑くなりそうですので、最後まで元気にお勤めを果たして頂ければと思います。今回の曳初めの様子は動画もありますので、長刀鉾が動く様子や稚児舞をご覧になってみて下さい。

ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)

吉村 晋弥気象予報士として10年。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。2011年秋は京都の紅葉約250カ所、2012年春は京都の桜約200カ所を巡る。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。特技はお箏の演奏。

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