祇園祭 宵山の日和神楽とあばれ観音

北観音山と日和神楽
今回は、祇園祭の宵山には欠かせない日和神楽と、あばれ観音祇園太鼓ご紹介します。

宵山の夕暮れ祇園祭が遠い昔に感じます。が、まだ行事は続いていて、明日(23日)までは夜19時~21時頃にかけて四条寺町の御旅所で祇園囃子の生演奏が行われています。私も18日に行き、月と祇園囃子の写真を撮ってきたにもかかわらず、ハードディスクのエラーで失われてしまいました。本日もう一度訪れてきましたが、祇園囃子を聴いているとまだまだ祇園祭が続きそうに思ってしまいますね。実際には祇園囃子が聞けるのも、花傘巡行のある24日が最後となります。

四条通の日和神楽さて、宵山の夜には日和神楽が行われます。各山鉾のお囃子が、車の付いた枠に鉦を吊るした移動式のお囃子セットとともに四条寺町の御旅所まで向かい、翌日の巡行の晴天を祈願するものです。最も先に出発するのは南観音山。そして昨日ご紹介した函谷鉾の提灯落としが行われる頃(9時40分頃)になると、次々に各山鉾町から四条通に日和神楽が出て、御旅所へと進んで行きます。

北観音山の日和神楽日和神楽の経路は松原通を通るところもあります。八坂神社の氏子圏の南端が松原通で、かつては前祭(さきのまつり)の山鉾巡行も松原通を進んでいました。数年前から四条通の混雑を避ける目的もあって、松原通を通っているそう。地元の方も、近づいてくるお囃子にはきっと胸がおどることでしょう。今回は四条通で見かけた日和神楽を集めた動画を作ってみました。3つを除き、網羅していますので、日和神楽ファンの方はご覧になってみて下さい。

祇園太鼓一方、宵山の夜には八坂神社西楼門前の四条通も歩行者天国となっていて、数々の芸能が奉納されています。今回は祇園太鼓を見てきました。非常に勇ましくてかっこよい太鼓で、女性が多いのが印象的です。こちらも動画がありますので、是非その雄姿をご覧になってみて下さい。

日和神楽 北観音山の締め私の毎年の恒例が、北観音山の日和神楽の締めを眺めること。北観音山の日和神楽は三条通を戻ってきて私の町内を通り過ぎていくため、お囃子の音が聞こえるとすぐに外に出て追いかけています(笑)私の町内の八幡山も、北観音山の日和神楽が通り過ぎてから明かりを消すのが習わしです。今年も「締め」を見てきましたので、よければ動画でご覧になってみて下さい。

南観音山 あばれ観音北観音山で日和神楽の締めを行っている頃、南観音山では「あばれ観音」が行われています。数年前まではあばれ観音が先だったのですが、だんだんとあばれ観音の時刻が遅くなって、同時並行のようになってしまいました。北観音山も南観音山も御神体は、病苦を消し去る楊柳(ようりゅう)観音ですが、南観音山の観音像だけは宵山の深夜に布をグルグル巻きにかぶせられ、台に乗せられて神輿のように町内を勇ましく三周担いでまわる「荒行」を行います。今回は最後の1回だけ動画に収めることができましたので、こちらもご覧になってみて下さい。

宵山深夜の鷹山今年も盛り上がった宵山の夜。毎年、この夜だけは祇園祭の中でも特別です。深夜まで様々な行事が行われて翌日の山鉾巡行を迎えますので、少し大変ですが遅くまでご覧になって頂ければ、より深く祇園祭を感じられるでしょう。次回からは、山鉾巡行の様子をご紹介します。

ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)

吉村 晋弥気象予報士として10年。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。2011年秋は京都の紅葉約250カ所、2012年春は京都の桜約200カ所を巡る。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。特技はお箏の演奏。

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