京都御苑 夏の拾翠亭と閑院宮邸跡

京都御苑 拾翠亭
先日、京都御苑にある拾翠亭からのサルスベリ(百日紅)を眺めてきました。花はまさに見ごろを迎え、夏らしい大変美しい光景が広がっていました。

京都御苑 拾翠亭京都御苑などのサルスベリについては昨日のブログでもご紹介しましたが、今回は公家の九条家の現存する茶室・拾翠亭(しゅうすいてい)から眺めるサルスベリの風景をご紹介します。九条邸の跡は勾玉形と言われる九条池を中心とした場所で、京都御苑の南西付近にあり、御苑の中でも穴場スポットになっています。拾翠亭は、金曜日と土曜日の9時半~15時半で一般公開されており、僅か100円という拝観料で公家の五摂家の茶室に上がり、素晴らしい風景を眺めることができます。

京都御苑 拾翠亭ちょうど今はサルスベリの花が見頃。1階と2階のそれぞれの窓から見事な赤い花を眺めることができ、池の奥にかかる高倉橋の風景も重なってとても京都らしい風情に溢れています。地下鉄の丸太町駅の近くにありながら、訪れる人は多くはなく、運が良ければこの風景を貸し切りで楽しむことができます。拾翠亭の名には、翠(みどり)の草花を拾い集める、という意味があり、初夏には新緑や楓、真夏にはサルスベリ、秋には紅葉と、それぞれ美しい景色を見せてくれます。

京都御苑 拾翠亭それにしても、この日のサルスベリは大変綺麗でした。拾翠亭には四季に何度となく訪れてきましたが、その中でも夏としては最高の状態の時に訪れたと思います。いかんせん週に2日間しか開いていませんので、花の進みのみならず天気や他の予定によっても行くことができるかが左右されます。これほど京都を回ってきても、まだまだ京都の魅力は尽きることがないなと感じさせてくれました。

京都御苑 拾翠亭拾翠亭は、外からも眺めることができますし、高倉橋はいつでも渡ることができます。九条池には厳島神社もあってその周りのサルスベリも綺麗です。拾翠亭に上がれるのは次の金曜日まで待たねばなりませんが、今が見ごろの御苑のサルスベリを長めに訪れてみてもよいでしょう。

京都御苑 閑院宮邸跡ただ、御苑も暑いです。そんな時にお勧めなのが、拾翠亭近くの閑院宮邸跡。閑院宮家は、四親王家の一つで、現在の天皇陛下に繋がる宮家です。建物は2006年にリニューアルされ、現在は無料で見学できます。この時期は空調のきいた涼しい部屋で、御苑の歴史や自然について学ぶことができますよ。お庭も芝生が綺麗で見ごたえがあります。休みは月曜日ですのでご注意下さい。

ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)

吉村 晋弥気象予報士として10年。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。2011年秋は京都の紅葉約250カ所、2012年春は京都の桜約200カ所を巡る。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。特技はお箏の演奏。

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