台風に警戒を

鴨川 9月14日
台風18号が北上しています。大雨と暴風、交通機関の乱れに警戒が必要です。

風雨の建仁寺台風は大型で強風域が広く、発達しながら北上しています。この後、四国沖まで進んだ後、北西に向きを変え、16日日中に東海から関東に上陸する可能性が高まってきました。今回の台風は比較的順調に進んで行きますが、日本付近で向きを変えていきますので、広範囲で雨や風に対する警戒が必要です。特に紀伊半島では500mmもの大雨が予想されています。これは大変な雨量ですので、実際にそうならないことを願いますが、15日から16日にかけて山沿いの地方を中心に厳重に警戒をして下さい。

強風時の御池通京都では、明日から雨となり、昼過ぎからは断続的に激しく降りだすところもある見込みです。風は夕方以降に川沿いなどを中心に次第に強まって来ますが、ピークは16日前半です。ビルや橋などでは突風に十分ご注意ください。風は風速が2倍になれば圧力は4倍(2乗)になる性質があるので、飛来物とも相まって思っている以上に危険を伴います。順調に進む台風の時は風も急激に強まる傾向がありますので、台風の進路にあたる地域は特に警戒をして、強い風が吹き始めた時は無理に動かないで下さい。

風で揺れる柳3連休を迎えた京都は、いつも以上に多くの方で賑わっていますが、遠方から来られた方は、交通機関の乱れにも十分にご注意ください。特に16日は関東方面が大荒れとなりますので、帰れなくなる恐れもあります。今のところ、京都では16日午後から回復し、関東も夕方から夜には回復して来る見込みです。まめに情報収集をして頂いて、無理のないように行動して下さい。なお、台風の動きは最新情報をご確認下さい。台風は本土から300km以内に入ると、予報の発表密度が3時間おきに高まります(現在位置は1時間毎に更新)。

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ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)

吉村 晋弥気象予報士として10年。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。2011年秋は京都の紅葉約250カ所、2012年春は京都の桜約200カ所を巡る。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。特技はお箏の演奏。

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