うどんミュージアム 全国のうどんを食べ比べ

うどんミュージアム
先日、祇園にあるうどんミュージアムに行ってきました。全国のご当地うどんを選んで食べることができます。

うどんの食べ比べもできる近年のうどんブームもあってか、京都にも昨年末に「うどんミュージアム」なるものが登場しました。ミュージアムというと、うどんの歴史や展示などが展示されていそうなイメージですが、実際には「全国のご当地うどんを食べ比べできる」場所、平たくいえば飲食店です。レジの近くには多少のパネル展示はあり、日本地図にうどんがくっついたものは、なかなか面白いです。

うどんミュージアム和風な座敷に座ってメニューを見ると、全国各地のユニークなうどんに、お連れの方とも話が盛り上がることでしょう。何人かで行って、通常の半分サイズで注文をすれば、様々な種類のうどんをまさに食べ比べできます。もちろん、お気に入りのうどんを一人前で頂くこともできますよ。京都らしい落ち着いた雰囲気ですので、普通にお食事で入ってみてもよいと思います。

うどんの解説パネル一番人気なのは、栃木県の「耳うどん」。耳の形をしたワンタンのようなうどんです。この形は、悪い神様の耳を意味しているそう。耳を食べてしまうことで家の中の悪い話を聞かれてしまうことがなくなり、悪いことも起こらないのだとか。全国でも栃木県の佐野市の数件と、うどんミュージアムでしか食べられないそうです。とはいえ、この時は注文しなかったので、写真はうどんミュージアムのホームページでご覧ください。

麦かっけもう一つ人気なのは、群馬県のうどん「ひもかわうどん」です。麺の幅が10cmもある、妖怪の一反木綿のようなイメージのうどん。つゆに浸していただきます。今回は青森・岩手の「麦かっけ」という変り種うどんも注文しました。現地では鍋に入れて食べることも多いそうですが、ここでは味噌をつけていただきます。

稲庭うどん全国の定番うどんもそろっています。麺が細い「稲庭うどん」も人気メニュー。以前に秋田で本場の味を頂いたことがありましたが、あのときの美味しさは忘れられません。実は各地で食べられている稲庭うどんは「稲庭うどん風」だそうですが、うどんミュージアムでは、本場秋田県湯沢市で作られている本物の稲庭うどんを提供しているそうです。

京うどん地元、京都代表の「京うどん」もおススメです。正直私の味覚では、京うどんがこの日注文した中では最も美味しかったです。ダシの聞いたシンプルなうどんの上には、湯葉が乗っています。定番のうどんを食べたい方は、京うどんを注文するとよいのではと思いました。このように、全国の様々な種類のうどんを楽しめるうどんミュージアム。他府県からの方でも、地元の方でも、それぞれに楽しめる場所ではないでしょうか。機会があれば訪れてみてください。

ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)

吉村 晋弥気象予報士として10年。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。2011年秋は京都の紅葉約250カ所、2012年春は京都の桜約200カ所を巡る。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。特技はお箏の演奏。

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