粟田祭 青蓮院からの神輿出発

粟田祭 青蓮院にて
粟田神社の粟田祭。今回はらくたびさんの散策の添乗で、青蓮院の中から神輿を見させて頂きました。

粟田祭 剣鉾粟田祭は見所の多いお祭りです。13日は神幸祭が行われました。見逃せないのがやはり剣鉾。長さは7~8mで重さは約60kgもあり、重心も先端にあるため、差すには熟練の技を要します。剣の下部には鐘が付いており、鉾を揺らすことで澄んだ音が響き渡ります。剣鉾は厄払いのための道具で、疫病を広める疫神(えきじん)は、剣鉾の輝きや尖った鉾先、澄んだ鐘の音に引き寄せられて剣鉾に集まるとされ、それによって神輿の巡行路が清められていきます。祇園祭の山鉾も剣鉾と同様の役割を持ち、輝く尖った鉾頭、鐘のかわりにお囃子が乗っています。

粟田祭 剣鉾今年も天気に恵まれ、ほぼ快晴の空に剣鉾の音が響き渡りました。ただ、差し手は真上を向いて歩いていくため、雲一つない青空だと目印がないため、真っすぐ歩けているのか分からなくなるのだそうです。少しは雲がある方がやりやすいのですね。差し手は、いとも簡単に振っていますが、日ごろの練習のたまものであることは言うまでもありません。三条通は電線もなく、剣鉾が並んでいる様子が見えて、個人的には剣鉾を見るにはよい場所だと思います。なお、今年は大燈呂の昼間の巡行はなかったようです。お祭りも年々改善されているのかもしれませんね。

粟田祭 お稚児さん剣鉾のある神幸列が過ぎると神輿もやってきます、粟田祭の神輿は見せ場が多いのが特徴。一つは、粟田神社から坂を下りてくる場面。坂の上からは神輿のブレーキの役割を持つ綱も引っ張られます。そして、もう一つの見所が青蓮院へ神輿が入っていく場面です。青蓮院の勅使門へと続く階段は「ななめ」になっています。これは神輿を勅使門から入れやすくする為ともされ、神輿はこの急な階段を上っていくのです。階段は緩やかではありませんので、一歩間違えば大けがをする恐れもある緊迫の場面です。

粟田祭 青蓮院から出る神輿昨年の様子は動画付きのブログで書いていますので、是非ご覧になってみて下さい。迫力が伝わると思います。今年は、途中で神輿がよろめく場面もあってヒヤリとしましたが、なんとか無事に神輿は入っていきました。やはり危険を伴う場面ですね。らくたびさんの散策では、神輿が入るのを見届けた後、青蓮院を拝観しました。

粟田祭 神輿青蓮院の中では、神仏習合の儀式が厳かに行われていました。そして儀式が終わると、神輿は再び青蓮院の勅使門から外へと出て行きます。なかなか見る機会のない貴重な場面を見させて頂きました。青蓮院を出発した神輿は瓜生石をまわって氏子地域を巡行していきます。今年は、東山三条での差し回しも見ることができましたので、次回以降でご紹介予定です。

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ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)

吉村 晋弥気象予報士として10年。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。2011年秋は京都の紅葉約250カ所、2012年春は京都の桜約200カ所を巡る。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。特技はお箏の演奏。

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