鴨川に架かる虹 終わりゆく虹の季節

鴨川に架かる虹
冬型が強まり、雨が降ったり止んだりの時雨れ模様となった15日の京都。鴨川には美しい虹が架かりました。

平安神宮 大鳥居昨日は、まいまい京都さんの忘年会に参加させて頂きました。今年は春から夏を経て秋まで散策でお世話になり、多くの方をご案内させて頂くことができました。まいまい京都さん、そして何よりご参加頂きました皆様には、心から感謝したいと思います。本当にありがとうございました。

鴨川に架かる虹私も京都ファンの一人として、今でも全く飽きることなく京都を楽しんでいます。その中で、実際に私が感動した美しい風景や歴史物語、隠れた魅力を、この先もお伝えしていければと思っています。昨日、私が大変うれしかったのは、ある参加者さんから「一度行った場所でも、吉村さんに案内してもらいたい」と言って頂けたことです。まさに、ガイド冥利に尽きる言葉です。まだまだ未熟者で、至らぬ点もあり、勉強ももっともっとしていかねばと思っていますが、日々一歩ずつ頑張って参りますので、今後ともご声援の程、よろしくお願いいたします。

鴨川に架かる虹昨日の宴会の挨拶でも少しお話をしましたが、京都では14日夜に「初雪」が観測されました。実は、京都の初雪の平年日は12月15日ですので、ほとんど平年並みの初雪です。ただ、平年日からの「ばらつき」はまた別問題で、初雪の場合は、平年日より1か月ほど前後する範囲で降ります。今年のように、まさに平年日近くに雪が降ったことの方が珍しいといえるでしょう。

鴨川に架かる虹15日の京都は、雨が降ったり止んだりの「時雨れ」模様で、その雨が太陽の光によって虹を作り出しました。実は、虹は気象現象の中では珍しい部類に入り、私も鴨川にこうしてアーチ状の美しい虹が架かるのを見たのは初めてです。晩秋から初冬の京都は「虹の季節」ですが、初雪も観測されたように、そろそろ本格的な冬に入って雨は雪へと変わるため、虹も出にくくなってきます。なお、虹は太陽の高さが低くないと出ませんので、再び雪が雨に変わる春になっても、太陽が高くなっているために、秋ほどは虹が出ません。

鴨川に架かる虹虹という漢字は、虫+工で表されます。虫にはヘビや龍の意味があり、工には貫くという意味があります。古代中国やアフリカではヘビは虹に変化するとの言い伝えがあり、ヘビが空を貫くことで「虹」が架かり、空と地上とをつなぐ橋が出来上がるのです。2013年、蛇年もあと少し。虹の季節もそろそろ終わりゆく中、今年のうちに美しい光景を見させて頂きました。16日前半も山沿いを中心に時雨れやすく、虹が見られるかもしれません。

京都の時雨ちなみに、なぜ京都は虹が出やすいのか?実は、京都府は、沖縄県・千葉県と並んで、1000mをこえる山が一つも無いために、日本海側からの雨雲や雪雲が入りこみやすく、北山時雨に代表される、初冬の風情が作り出されているのです。京都府で最も高い山は皆子山で971.5mですが、今夜になって皆子山からボーイスカウトの子が下山しないという心配なニュースが入ってきました。どうか無事に助かってほしいと願っています。

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ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)

吉村 晋弥気象予報士として10年。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。2011年秋は京都の紅葉約250カ所、2012年春は京都の桜約200カ所を巡る。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。特技はお箏の演奏。

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