嵐山花灯路 2013年

嵐山花灯路
今年も嵐山花灯路に行って来ました。例年通りの美しい光景が広がっています。

嵐山花灯路嵐山花灯路は、紅葉シーズンが過ぎた京都の初冬の風物詩。2005年に始まって、近年は期間中の来場者が100万人を超えています。空気がピリッと冷え込む夜に輝く渡月橋や嵐山、竹林などが幻想的な優しい灯りに包まれています。今年は例年より約1週間開催が遅く、この連休最後の23日まで行われています。夜は冷えますので、十分な防寒対策でお出かけ下さい。

嵐山花灯路今年は台風により被害を受けた渡月橋一帯ですが、現在はすっかり元の活気を取り戻しています。今回は「元気です!京都・嵐山」をテーマにしたパフォーマンスライブが被害から立ち直った中之島公園で行われます。全国からの支援に対する感謝の気持ちも込められているとのことです。私が訪れた平日はライブはありませんでしたが、ステージには来場者によって書かれたメッセージが貼られていました。

嵐山花灯路 花芭蕉基本的には花灯路の内容も昨年までと同じで、嵐山や渡月橋、竹林のライトアップや社寺の夜間拝観、生け花の展示など定番の美しい光景が広がって行きます。今年新たに登場したと思われるもので面白かったのは、常寂光寺前を東へ進んで落柿舎に向かって開けた場所にあった「花芭蕉」です。落柿舎の庵主の在宅を知らせた蓑傘を被った姿を模したオブジェで、杖を持ったり俳句を記そうとしている姿が象られ、まさに落柿舎を構えた向井去来や、そこに訪れた松尾芭蕉を表しているのでしょう。

嵐山花灯路 法輪寺法輪寺のデジタル掛け軸(D-K)も恒例で、観る者を楽しませてくれます。法輪寺まで階段を上ったら、忘れずに眺めてほしいのがそこからの絶景。本堂に向かって右側に進むと展望台があり、京都の夜景を望むことができます。遠くに見える京都タワーや比叡山のシルエットを探してみるのも楽しいでしょう。

嵐山花灯路 屋形船渡月橋周辺では、以前もブログに書いたことがありますが屋形船もお勧め。500円で船の上から嵐山や渡月橋をゆったりと眺めることができます。何度も嵐山を訪れたことのある方にとっても、非日常の空間を楽しめることでしょう。渡月橋の上流側は、川面に映る嵐山の光景もたいへん綺麗でした。

渡月橋と月実は今年の嵐山花灯路の期間は満月にあたっていたのですが、なんとも天気の巡りが悪く、17日の満月は雲に隠れてしまい、18日・19日は雨。20日が月の出の時間的にラストチャンスでしたが、この日は東の空だけ雲が取れず、結局月とライトアップを望むことができませんでした。が、消灯直後になっておもむろに月が姿を表し、残念に思いながらもいちおう写真を撮って帰ってきました(笑)なお、2011年に大河内山荘の月香亭からの月を眺めてブログに書いていますので、よければご覧になってみて下さい。嵐山花灯路は23日まで、点灯は17時~20時半です。暖かい服装でお出かけ下さい。

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ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)

吉村 晋弥気象予報士として10年。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。2011年秋は京都の紅葉約250カ所、2012年春は京都の桜約200カ所を巡る。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。特技はお箏の演奏。

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