嵐山・渡月橋からの初日の出

嵐山 渡月橋と初日の出
明けましておめでとうございます。2014年になりました。本年も京都旅屋をよろしくお願いいたします。今朝は嵐山・渡月橋からの初日の出を眺めてきました。

桂川に輝く朝日2013年から2014年の年越しは、嵐山界隈で迎えました。天龍寺で除夜の鐘を撞き、常寂光寺、二尊院、大覚寺と除夜の鐘を巡ってきました。また、近日中にご紹介したいと思います。その後、仮眠をとって、初日の出を眺めに再び嵐山へと向かいました。2012年は京都タワーで初日の出を眺め2013年は善峯寺で絶景の先の初日の出を眺めることができました。実は、ガイドブックにも載るような京都の初日の出スポットはこの二つが基本です。今年はどこへ行こうかと考えていましたが、やはり嵐山だろうと思うに至りました。昨年は水害を経験し、苦しい時期もあった嵐山。その桂川(大堰川)に輝く朝日を2014年の最初にお届けしたいと思ったからです。

ゆっくりと雲が晴れるただ、今年は天気が微妙で、初日の出が見られるか難しいところでした。直前の予測値では、京都市街地は7時頃から急激に雲が晴れる見込みだったため、信じて向かいます。ただ、6時台には雨も降ってくるなど、やはり条件的には厳しく、渡月橋には多くの方がいましたが、空全体を覆う低い雲に諦めムード。7時を過ぎて日の出予定時刻になってもその状況は変わらず、諦めて帰っていく方もおられました。

嵐山 渡月橋と初日の出しかし、私も気象予報士のはしくれとして、遅れても「必ず雲は晴れる」と信じていましたので、じっと雲が少なくなるのを待ちました。予定通り7時を過ぎてからは次第に雲が薄くなり始め、7時半の段階で空の西半分が青空となりました。そしてついに7時45分頃、2014年最初の日差しが嵐山・渡月橋に降り注ぎました!あれほど曇っていた状況からの急回復。気象予報士でなければ、神がかったものさえ感じるかもしれないほどの見事な朝日でした。今年は2012年に引き続き「日の出」そのものは見られませんでしたが、朝日が差す様子も初日の出に含めても問題ないでしょう(笑)

美しい初日の出それにしても、新しい年に初めて昇る朝日は本当に感動的です。1月1日だからこそ沸き起こる新年への決意や願いに朝日が重なって、胸が熱くなります。だからこそ、寒くても多少寝不足でも、初日の出は魅力的なのでしょう。今回、渡月橋で朝日を眺めることができた方は例年以上に少なかったですが、諦めなかった方だけが眺めることができた光景でした。2014年の嵐山は、昨年以上に盛り上がっていってほしいと願っています。

嵐山 渡月橋と初日の出京都旅屋も、コツコツと日々勉強と自己研さんを重ねて、京都の魅力をより分かりやすく面白く伝えられるように頑張って行こうと思います。こちらのブログは2013年は皆勤でしたが、引き続き、日々京都の魅力を発信してまいりますので、お気軽に覗きに来て頂ければと思います。そして、今年は昨年以上に多くの方と実際に出会い、ご案内させていただいて、京都をより一層楽しんで頂ける事を願っています。2014年も、京都と京都旅屋を、何卒よろしくお願いいたします。

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ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)

吉村 晋弥気象予報士として10年以上。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。2011年秋は京都の紅葉約250カ所、2012年春は京都の桜約200カ所を巡る。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。特技はお箏の演奏。

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