寒中に咲く御池桜と冬らしい眺め

真冬に咲く御池桜
今年も御池桜が真冬の空の下、美しい花を咲かせています。一方、下鴨神社や賀茂川(鴨川)では冬らしい雰囲気も感じることができます。

御池桜御池桜が咲いているのは御池通と柳馬場の交差点。人通りの多い場所ですが、自転車で走っていると見過ごしている方もおられるかもしれません。御池桜は冬のはじめに花を開くと、朝には氷点下になるような真冬にもチラホラと花を咲かせ続け、春に満開となる珍しい種類の桜です。ビルの谷間に咲く姿が、より一層力強さを感じさせてくれます。個人的にも優しい色のこの桜は大好きです。

御池桜と雪京都の冬に咲く桜は他にもあり、昨年のブログで少し書いていますので、よければご一読ください。寒い中で花を開く姿は梅にも通じますが、御池桜のように冬に咲く桜はたいてい1本だけで頑張っています。その健気さに気づくと、足を止めて愛でずにはいられません。今年も頑張って咲いてくれたと、嬉しい気持ちになります。この時期は受験シーズンで、就職活動も忙しい頃ですが、一足先に「サクラサク」というのも縁起がよいかもしれませんね。御池桜からパワーを頂いて厳しい冬を乗り切り、暖かい春を迎えてほしいと思います。

冬の糺の森先日、下鴨神社を訪れましたが、冬の時期の糺の森も冬らしい雰囲気があります。糺の森は落葉樹が多く、背の高い木々の枝ぶりが影絵のようで、青い空に芸術的な光景を見せていました。糺の森は冬には日差しが届き、夏は木陰を作ってくれるので、四季に気持ちがよい場所です。都会では貴重な森をゆっくりと散策しながら神社に参拝するのもおススメです。

冬の賀茂川賀茂川にも青い空が映りこんで、これまた冬らしい雰囲気。川に沿ってはるか遠くまで見渡せたり、東を向けば五山の送り火で知られる「大」の文字も綺麗に望むことができます。風が穏やかな日は、川辺に出て気持ちの良い眺めを楽しむのもよいですね。余談ですが、当たり前のように見えているこうした美しい風景は、実は「眺望景観保全区域」によって守られています。出町柳以南では、橋の上からの眺望も保護されていますし、賀茂川では北山の眺めや「大」や「船」の眺めが条例によって守られ、有名社寺周辺の経験や眺望も同様です。京都らしい眺めは、大きく壊れることなく未来へと受け継がれていきます。

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ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)

吉村 晋弥気象予報士として10年以上。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。2011年秋は京都の紅葉約250カ所、2012年春は京都の桜約200カ所を巡る。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。特技はお箏の演奏。

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