狸谷山不動院 奥の院への三十六童子めぐり

狸谷山不動院 三十六童子めぐり
険しい坂道と階段で知られる狸谷山不動院。その250段の階段を登りつめたその場所は、さらに先の奥の院へと続く三十六童子めぐりの入り口でもあります。

狸谷山不動院 三十六童子めぐり連日、狸谷山不動院のご紹介です。険しい道のりで知られる狸谷山不動院ですが、実はその250段の階段を登りつめた場所から、さらに山道を巡って奥の院(瓜生山山頂:標高301m)を目指す「三十六童子めぐり」への階段が続いています。別名は「元勝軍地蔵尊道」です。道中は、基本的には緩やかですが、一部で高い段差や鎖(くさり)場があったり、不安定な丸木橋など、突然の難所が現れます。足元がぬかるんでいる日は避けた方がよいでしょう。

狸谷山不動院 矜羯羅童子三十六童子は、不動明王の眷族で、全員が○○童子と呼ばれています。有名なのは三尊形式で表されることの多い、矜羯羅童子(こんがらどうじ)と制吒(多)迦童子(せいたかどうじ)でしょう。この二童子を含め八大童子が比較的知られています。三十六童子の中には役割が明確でない者もいて、中世以降に創作されたと考えられているそうです。また、三十六童子の名を唱えれば悪霊は退散し、崇拝する者を背後から守護して、長寿をもたらすと言われています。これらの童子は一人一人が一千万人の従者を率いているとされ、大眷属の頂点たる不動明王の力の偉大さを感じさせてくれます。

狸谷山不動院 三十六童子めぐり狸谷山の三十六童子は丁寧に造られた石像で、そのほとんどが屋根のある簡易な小堂に納められています。ただ、年月を経ているせいか中には屋根が無くなっていたり、あるいは童子像が立っている場所が大きく傾いてしまったものもありました。山の中は維持も大変なのかもしれません。調べてみると、三十六童子は修行の山に時々あるようです。

狸谷山不動院 三十六童子めぐり三十六童子の名前には、ユニークなものがいくつかあります。例えば、不思議童子に波羅波羅童子という名前。仏守護童子に法守護童子と続けば、次は予想通り僧守護童子です。こうして一つ一つ次はどんな名前が出てくるかを見ながら歩いて行くのも、険しい山道では気が紛れて行くかもしれません。そして、山中に多くの像を運び、道を整備・維持して下さった先人への感謝の気持ちもわいてきます。

狸谷山不動院 三十六童子めぐりの入り口三十六童子めぐりを経て奥の院へは片道約20分程でしょうか。途中ショートカットして奥の院へと向かう分岐もあります(ただし近道も急坂)。健脚で天気も良くお時間に余裕のある方は、チャレンジしてみても面白い道でしょう。繰り返しになりますが、一部で高い段差や鎖(くさり)場があったり、不安定な丸木橋など、突然の難所が現れる点には十分にご注意ください。なお、奥の院(瓜生山)については話が長くなりますので、別途ご紹介したいと思います。

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ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)

吉村 晋弥気象予報士として10年以上。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。2011年秋は京都の紅葉約250カ所、2012年春は京都の桜約200カ所を巡る。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。特技はお箏の演奏。

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