平安神宮 紅しだれコンサート

平安神宮 紅しだれコンサート
平安神宮の紅しだれコンサートが、13日まで行われています。今年は初日に訪れてきました。個人的には京都の桜ライトアップでは総合力でナンバーワンだと思います。

平安神宮 紅しだれコンサート平安神宮は遅咲きの八重紅しだれ桜の名所で、現在満開を迎えています。神苑(有料600円)を入ってすぐの南神苑に咲くしだれ桜は、谷崎潤一郎の「細雪(ささめゆき)」の中で「紅の雲」と表現され、その見事さが讃えられています。東神苑では池の汀(みぎわ)に佇む桜が素晴らしく、まさに京都の春を代表する景色に出会える、大変おススメな場所です。

平安神宮 紅しだれコンサート紅しだれコンサートは、平安神宮の神苑のしだれ桜が見事にライトアップされる中で、美しい演奏を聴く催しです(当日券2000円)。会場には客席を設けず、自由に散策をしながら聞くことができるのも特徴です。演奏は、東神苑の尚美館(貴賓館)で行われます。生演奏の調べは格別ですが、やはり混雑をしますので、曲が流れてくる南神苑の方で桜を眺めながら聞くのも悪くはないでしょう。

平安神宮 紅しだれコンサート神苑のライトアップは非常に美しく、京都の数あるライトアップの中でも指折りで、そこに心に響く美しい曲が流れてきますので、さらに桜が美しく感じられます。総合力では京都ナンバーワンではないでしょうか。10日・11日は、雅楽師の東儀秀樹氏による笙(しょう)の演奏が見事に響いていました。12日・13日は、紅しだれカルテット(弦楽)による演奏となります。

平安神宮 紅しだれコンサート東神苑に浮かび上がるしだれ桜は池に映りこみ、非日常の光景を見せています。橋殿が一つの撮影スポットですが、演奏終了後でないと落ち着いて写真を撮るのは難しいかもしれません。苑内では写真撮影はOKですが、三脚の使用は不可で、また演奏の録音も不可です。美しい演奏は、思い出にとどめて帰りましょう。紅しだれコンサートは、たいへん素敵な一夜を過ごせますので、13日までの間で機会がありましたら是非訪れてみて下さい。

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ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)

吉村 晋弥気象予報士として10年以上。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。2011年秋は京都の紅葉約250カ所、2012年春は京都の桜約200カ所を巡る。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。特技はお箏の演奏。

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