本日(26日)は、鳥羽水環境保全センターの藤棚を訪ねる散策を開催しました。ご参加頂きましてありがとうございました。
鳥羽水環境保全センターの藤棚は、4月下旬(日程によっては5月頭の時もあり)の4日間だけ、毎年公開されます。公開は2001年から始まって、近年は積極的なPRもあってか人気を集めています。今年は26日から29日にかけて公開されており、バスも京都駅八条口との往復に加え、竹田駅からの便も出るようになりました。
藤棚は120mもの長さがあり、今年も見頃の時期と重なりました。というのも、年によっては満開を迎えないまま公開期間が終わってしまうなど、見頃と公開がずれることもあるためです。今年は藤棚を飾る芝桜も綺麗で、当たり年です!藤のトンネルを多くの人が笑顔で通り抜けていきました。なお、紫の藤は何十本もあるように見えますが、1本の木が長く伸びるため、全体の本数は37本と意外と少なく感じます。
藤のトンネルを過ぎて奥に進むと、もう一つ美しい一角があります。そちらは藤が空を覆い尽くして、個人的にはトンネルよりも好きな場所です。ここまで見事な藤棚は京都近郊では私は他に知りません。こちらは、26日の時点では藤のトンネルよりは開花が遅れていました。植物は年によって同じようには咲きませんので、仕方がないでしょう。ただ、満開前でも十分美しく、ベンチも置かれた癒しスポットとなっています。
鳥羽水環境保全センターでは、様々なイベントや施設の見学会が行われています。近年ほとんど内容が変わらないのも特徴で、恒例の「豪雨体験機」もありました。20mm/hの強い雨から、50mm/hの非常に激しい雨、100mm/hの猛烈な雨や、日本記録に近い180mm/hのとてつもない雨量も体感することができます。長靴やカッパ、傘もかして頂けますので、安心してその凄さを実感してみて下さい。
また、利き酒ならぬ「利き水」も人気を集めています。京都の水道水は、有名なミネラルウォーターと味を比べてもそん色がないどころか、むしろ水道水の方が美味しいと感じる人が多いです。どれが何の水かわからない状態で、先入観を排除して飲むことができますので、ご自身の味覚で評価をしてみて下さい。なお、人気の企画とあって、無くなり次第終了になるようです。今年は当たり年となった鳥羽水環境保全センターの藤棚。見事な光景をこの機会に是非、ご覧になってみて下さい。
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ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)
気象予報士として10年以上。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。2011年秋は京都の紅葉約250カ所、2012年春は京都の桜約200カ所を巡る。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。特技はお箏の演奏。