京都国立博物館と「南山城の古寺巡礼」展

京都国立博物館
京都国立博物館で6月15日まで、南山城の古寺巡礼展が行われています。

京都国立博物館 堪庵まずお知らせから。今週末の8日13時~15時に「ことぶら」さん主催で、京都の碁盤目状の道路を活かし、ルーレットの結果によって、行き当たりばったりで道を進みながらガイドをするという企画を開催します。運任せですので、私もどこへ行くかは分かりません。ことぶらさんにて受付中ですので、よければ一緒に楽しみましょう。前回のガイドの様子はこちらからご覧ください。

京都国立博物館 南山城の古寺巡礼展京都国立博物館で行われている「南山城の古寺巡礼」展にようやく先日行くことができました。南山城地域は奈良とのつながりが深く、平安京の時代よりも古い仏像や文化遺産が伝わっています。短命でしたが、聖武天皇によって恭仁京(くにきょう)が置かれ、山城国国分寺や橘氏による井堤寺(いでじ)も創建されるなど、奈良との距離の近さを背景に栄えていたエリアです。

京都国立博物館現在は、山あいの比較的静かなお寺がほとんどですが、往時の文化を伝える貴重な寺宝を多数所蔵し、一見の価値がある場所が点在しています。京都でありながら奈良の香りがする寺々は、京都をあらかた見て来た方の方が新しい感動を得られるかもしれません。寺は距離的に離れていたり、公共交通機関で行くのが難しい場所もあり、こうして各地の寺宝を一度に見ることができるというのはたいへん貴重な機会だと思います。

京都国立博物館 堪庵特に仏像に印象的かつ素晴らしいものが多く、仏像ファンは是非足を運んで頂きたい展示です。なかでも必見なのは寿宝寺の千手観音立像。通常の千手観音は42本の手を持つ姿で作られますが、この千手観音は実際に千本近くの手を持つ非常に珍しい像容。奈良の唐招提寺、大坂の葛井寺と並び、仏像ファンの間ではよく知られた仏様です。また、ポスターにも出ている禅定寺の十一面観音立像もかなり大きく立派です。千年以上前に作られた像の存在感と美しさには圧倒されます。他にも、美しい仏様が数々並んでいますので、是非、ゆっくりと時間を取ってご覧になってみて下さい。出品物の詳細は公式サイトで写真付きで出ていますので、ご覧ください。

京都国立博物館 堪庵京都国立博物館の中庭も、実は見る人が見ると「おっ!」と思うようなものが置かれていますので、時間のある方は散策をしてみても面白いでしょう。また、私が訪れた日は東側にある茶室の「堪庵」が公開されていました。博物館の裏側に立地している堪庵まで訪れる人はほとんどおらず、京都らしい美しい緑の風景を楽しむことができました。博物館の中の穴場ですので、よければ足を延ばしてみて下さい。

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ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)

吉村 晋弥気象予報士として10年以上。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。2011年秋は京都の紅葉約250カ所、2012年春は京都の桜約200カ所を巡る。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。特技はお箏の演奏。

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